都知事選候補者に公開質問状を送付。(回答:松沢・宇都宮)
本会は11月14日に書留郵便にて猪瀬、宇都宮、笹川、松沢の4氏宛てに「原発」都民投票条例の首長提案に関する公開質問状を送付。12月1日現在、松沢しげふみ氏、宇都宮けんじ氏より回答を頂戴しましたが、両者とも、当選し知事になったら「首長(知事)提案」をするという意思を表明したり、約束する内容にはなっていませんでした。また下記[事務局長見解]の通り、「原発」都民投票を実施することの意義について、本質的な理解をされているとは到底思えない内容になっていました。よって、本会として、知事選挙において、どなたかを推すということはしません。
※言うまでもなく、賛同人のみなさま個々人がどなたを推そうが、それはまったくの自由です。
念のためにそのことを一言添えておきます。(2012.12.1)
⇒公開質問状(pdf96KB)
2012/11/19
松沢成文さんから回答が寄せられました。
⇒回答(pdf300KB)
2012/12/01
宇都宮けんじさんから回答が寄せられました。
⇒回答(pdf340KB)
宇都宮、松沢両候補から寄せられた回答に対する当会事務局長の見解
本日、宇都宮けんじ氏が、本会、市民グループ【みんなで決めよう「原発」国民投票】が、彼宛てに差し出した「原発」都民投票条例の首長提案に関する公開質問状に回答してこられた。
「再稼働反対を掲げた私が当選すれば、脱原発の都民の意思は示されたと考えます。その後に改めて原発は是か非かと問う都民投票の緊要性の如何や、新政権の政策・構成などを見極め、検討させていただきたい思います」。
まずは多忙な中、回答を下さった事に感謝します。ありがとうございました。
その上で一言見解を述べたい。宇都宮氏の回答文の論理で言えば、もし彼が当選せず猪瀬、松沢氏らが当選したら、「脱原発ではない再稼働容認の都民の意思」が示された事になります。私たちは、「原発」を今後どうするのかについての都民の意思は、その決定権を委ねる代理人を選ぶ選挙ではなく、各人が自ら決断する都民投票によってしか確認できないと考えます。回答して下さった宇都宮さん、松沢さんは、一人の首長、一人の首相ではない、主権者一人ひとりの意思をもって「原発」をどうするのかを決める事の意味を理解されていない。些末なところではなく、本質的な点がわかっていないと断じざるを得ません。極めて残念です。但し、回答してこなかった猪瀬、笹川氏は自身の「原発」都民投票についての考えを全く明らかにせず、これは【問題外】だと考えます。
2012年12月1日 | コメント/トラックバック(2) |
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基本として国民が国家の在り方の方向を決め、国はその実現のために環境作り(法律の
作成・お金のつかいみち予算の作成・人材構成の作成等を実施運営していくことです。
間違ってはならないことは、国というもの自体はある集団の総称(名前だけ)であって
決めるのは国民、それを具体的に実現させていくのは国民から委任されている政治家・
役人ということです。国ということばであいまいにしてはいけません。
松沢成文さんの意見は善し悪しはともかく回答を寄せたことは評価できますが、一般の
政治家・役人同様基本的自覚が本末転倒だと思われます。
同感です。
「国が決めること」という点に心底驚きましたし、それを公に出来ることにも、驚きました。
自分も決めるのは国民だと思っていましたが。しかし、このような自覚を政治家に持たせたのは、国民自身も自分たちで決める&本当は投票を通じて決められるんだという事を長年に渡って、放棄した?忘れた?考えるのを休んだ結果だと思っています。
ともかくまずは、一票を入れる人が居ないと言わずに、投票へ行きます。