川内原発の「審査合格」を受けて(声明)

原子力規制委員は7月16日、九州電力・川内原発の
1、2号機について、事実上の審査合格を示すことになる、
審査結果案を了承しました。

しかし、規制委員会が判断できるのは、原発の安全性に
ついての技術的なポイントを満たしているかどうかだけです。

田中委員長も繰り返し述べているように、規制委員会には、
再稼働の是非を決定する権限はありませんし、
また特定の原発を「安全」だと判断することもありません。

***
私たちは、何度でも繰り返し主張します。

福島第一原発のメルトダウンという
未曾有の大事故を経験した日本人には、
未来を自らの手で切り開いていく権利があるし、
また責任があります。

そして、その権利と責任を実現するための手段が、
「原発」国民投票の実施です。

誰かに任せるのではなく、私たち一人一人が、
原発稼働についての一票を手にして、
その是非をよく考え、投票をするのです。

***
原発稼働のメリットは何なのか、デメリットは何なのか、
はたして私たち国民は、議論を尽くしたでしょうか?

当会では、今年のアースディ東京にブースを出し、
エネルギー基本計画の是非を問うシール投票を行いました。

その際、原発賛成・反対の両方の立場の意見を一枚の紙に
まとめて、投票をする人たちに配布しました。

その紙を真剣に読んでから、私たちスタッフと意見を交わし、
賛成・反対のシールをボードに貼る参加者たち。

私たちが望むことは、単純なことです。
この光景を全国レベルで目にしたい、日本国民全員で行いたい、
ただそれだけのことです。

そしてその先に、原発稼働の是非を決める決定が
見えてきます。

***
規制委員会の審査結果案は、一つのインプットとして活用しましょう。
しかし、再稼働の是非を決めるのは、規制委員会ではありません。

またそれは、規制委員会を隠れ蓑のようにして、財界の後押しを
エンジンにして、物事を決めようという政府や政治家でもありません。

「原発」国民投票を、実現させましょう。
そして、この国の未来を、この手で掴みましょう。

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コメント

  1. habbee より:

    (^_^)/ 本当に3.11からの日々を この足で行き、この目で見て この耳で聞いてきた方なら許せないことですね・・ だからこそ直接請求「みんなで決めよう 原発国民投票」が大儀を与えられていると思います!  


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