賛同人、署名者のみなさんへの御案内(2012-12B)
市民グループ[みんなで決めよう「原発」国民投票]事務局の今井一です。
年の瀬、みなさん、帰省や新年の準備などで忙しくされているのではないでしょうか。
2012年最後のお知らせ、ご案内です。少し長いですが、ご一読ください。
[1]総選挙の結果について
「原発」についての主権者の意思は「選挙」では汲(く)まれない──本会は、結成以来一貫してそう主張してきましたが、先の総選挙の結果は、それを如実に示しました。そのため、「負けるかもしれない」からと、これまで国民投票に反対してきた反原発派の人達の中からも「もう国民投票で止めるしかない…」という声があがり始めています。
それはそれでけっこうですが、私たちは、脱原発のためというのではなく、「原発」についての主権者の意思を政治・行政に反映させるために、国民主権を行使するために、何としても「原発」国民投票を実現させなければならないと考えています。それも、できるだけ早く。(本会のこの姿勢については、日本初の「原発」住民投票を執行した新潟県巻町の元町長・笹口孝明さんのお話をぜひ読んでください。http://gkokumintohyo.com/archives/6178 )
年が改まっても、引き続き、多数の主権者に「原発」国民投票についての理解を深めてもらい世論を盛り上げる活動を進めると同時に、「原発」国民投票法の制定に賛成する議員を増やす努力を重ねていきます。
具体的なことは以下に記します。
[2]新たな6つ折りリーフレットを作成
「原発」国民投票への理解を促し仲間を増やすために、会の活動や著名な賛同人などを紹介した「3つ折りリーフレット」をこれまで活用してきましたが、そうした記述に加えて、国民投票・住民投票についての解説や国内外での実施一覧表なども載せた「6つ折りリーフレット」を新たに作成しました。年明け11日に刷り上がります。このリーフレットを希望される方は、本会事務局にメールにて遠慮なく申し込んでください( info@gkokumintohyo.com )。50部~1000部まで対応可能。代金も送料も不要です。数日以内にお届けします。
⇒「6つ折りリーフレット」試作版(pdfファイル/1.2MB)
[3]『原発、いのち、日本人』(集英社新書)1/17発売
浅田次郎さん、藤原新也さん、谷川俊太郎さんら、この本の、語り手、執筆者は全員、[みんなで決めよう「原発」国民投票]の賛同人です。
『原発、いのち、日本人』(集英社新書/1/17発売)
クリックするとAmazonにジャンプします。
「原発」「いのち」「日本人」について個性的に語りながら、各人が「原発」国民投票についての熱い思いも述べています。「原発」国民投票をPRするのに絶好の本です。ぜひ、友人や仲間にこの本の購読を勧めてください。すでに〈アマゾン〉で予約を受け付けています。送料はかかりません。また、10冊以上でしたら事務局から3日以内にお届けします(発売日以降ですが)。送料不要です。なお、この本の出版を記念し、東京・大阪にてパーティを催しますので、ぜひご参加ください。
※参加申込など詳細はこちら↓の19(土)20(日)をご覧ください。
http://gkokumintohyo.com/schedule
[4]3.10に日本初の「原発」国民投票を求めるデモと集会
3.11前日の3月10日(日)に、都内新宿で日本初の「原発」国民投票の実施を求める街頭デモを行います(午後4時~)。デモのあとは、JR・地下鉄荻窪駅に近いモダンな杉並公会堂(1200席)にて午後7時から集会を開催。著名な本会賛同人が勢ぞろいします。このデモと集会には、首都圏のみならず全国のみなさんに参加していただきたい。あと2ケ月余りですが、事務局も全力で取り組みますので、ぜひご協力ください。1月中旬に第1次チラシ、2月中旬に第2次チラシを刷り上げます。詳細はまた後日に。
[5]「原発」国民投票に賛成と答えた議員らに呼びかけてティーチイン
「原発」国民投票の実施に関する公開質問状に「実施賛成」、「原発」国民投票法の制定に賛成と回答した議員、前議員らに出席を求め、彼らと私たちによるティーチインを開催します。日程は、上記3.10の前後に設定します。詳細は年明けに。
2012年、お力添えありがとうございました。来年もまた、引き続き宜しくお願いいたします。どうか良い年をお迎えください。
2012年12月30日 | コメント/トラックバック(0) |
リレーメッセージ「第10回 笹口孝明(元新潟県巻町 町長)前編」
笹口孝明 プロフィール
1948年 新潟県西蒲原郡巻町生まれ。明治大学経営学部卒業後、笹祝酒造株式会社入社。
1994年10月「巻原発・住民投票を実行する会」の立ち上げと同時に代表に就任。
町長リコール署名運動を起こし請求代表人となった後、1996年1月新潟県・巻町長に就任。
1996年8月4日、日本初の住民投票「巻原発・住民投票」を実施した。
2004年巻町長二期目の任期満了により退任し、現在は笹祝酒造株式会社の社長。
記事中、笹口さんは「笹口」、遠藤さんは「遠藤」、大芝さんは「大芝」、今井一は「今井」、と表記しています。
今井:笹口さん、きょうは東京から2人の若者を引き連れてお邪魔しました。2人とも、うちの会の仲間なんですが、大芝くんはジャーナリスト志望で、10月に実施されたリトアニアでの「原発」国民投票の現場にも足を運んでいます。遠藤さんは、慶應義塾大学で地方自治を学んでいるのですが、彼女は巻町の出身です。2人とも笹口さんに会いたい、話を聞きたいというので、その願いを叶えたということです。どうか御了解ください。
さて、私たちは「原発」を国民投票や住民投票にかけるための活動を進めているんですが、残念なことに、原発反対派の一定数の人がそれに強く反対しているんですよ。
例えば、30年以上反原発活動をやっている東京都議が、「原発」都民投票条例制定に反対にまわったりもしています。かつての巻町ではあり得ない話です。
笹口:何で反対してるのですか?
今井:その理屈は、絶対に勝てるんならいいけれど、負ける可能性があるから、やらないほうがいいというもの。私たちの会の賛同人で、「原発」都民投票の請求代表人を務めていた俳優の山本太郎さんまでもが、今は負ける可能性が高いと思うから反対と言って、賛同人を降りちゃったんですね。彼は、最初は、勝ち負けじゃない、勝ち負けと関係なく市民自治のためにやるべきだって言っていたのに…。今回の知事選で宇都宮健児さんがなぜ「都民投票条例の知事提案」を約束できなかったかというと、それはそういう人たちに気兼ねしたからです。きっと。
笹口:なるほど。
今井:で、私はまずそのことを笹口さんに伺いたいのですが、1996年8月4日に、日本で最初に住民投票を執行された、しかもテーマは「原発」。そして告示の日に出された「巻町民へのメッセージ」は非常にフェアだったと思うんですよね。条例に記されている「町長は住民投票の結果を尊重する」とはどういうことなのか、と。賛成多数なら建設の方向に向かい、反対多数であれば原発建設は認めず町有地を売却しないと、メッセージに明記された。どっちになっても、私はそれを尊重する。反対多数だったら呑むけれども、賛成多数だったら無視するなんて書いてないですよね。そのことをなかなかわかってもらえないんですよ。負ける可能性があったら、国民投票や住民投票を仕掛けたらダメとか求めたらダメという人がけっこういるんです。それについて、笹口さんどうお考えですか。
笹口:原発ができるかできないかというのがきわめて大事だからこそ、原発がテーマになって、住民投票するかしないか、主権者である国民がそれをジャッジするしないということがテーマになっているわけだけれども、その大事の前に、まず民主主義っていうのはなんなのか、主権在民とはなんなのかっていうのが一番大事。別な意味ですごく大事ですね。
原発のことについては、国民一人ひとりが原発が必要だと思ったり、あるいは原発は危険だからいらない、ただちにやめるべきだとか何年後にやめるべきだとか、色々なそういう国民一人ひとりの選択があると思うけれども、まずその国民が原発のことをよく勉強して、理解していること。そして、自分のこととして問題意識を持っているかいないか。それがまず根底にあって、そして一人ひとりが熟慮をできる環境にあること。みんなが熟慮するためには、情報が提供され、それをみんながつかんでなけりゃいけない。
だから、仮に今から3年くらい前に原発問題を国民投票にかけましょうといっても、3年前だったら私は無理だったと思う。というのは、国民が原発問題を本当に真剣に自分のこととして考える姿勢があったかどうかということが問題だし、情報がよく提示されていたかどうかということも問題です。そして考える時間があったかないか。そのどれをとってみても今から3年前だったらいわゆる国民投票のテーマとして提起はできるけれども、ただちに投票というのは難しい。いろんなことを…
今井:条件が整っていないと。
笹口:熟慮することが必要だし、賛成論・反対論が意見を交わしてそれをまた国民が見たり聞いたりということが必要だったと思うけれども、今、福島のこのすごい事故が起こったことを受け、原発のこと、放射能のことをみなさん自分のこととして十分考えている。国民一人ひとりが。全部じゃないにしても、かなりの情報が流れているし、その情報をみて、勉強している。しかも一年半もあの事件から経っていて、原発の再稼働を進めようとしているとか、またさらにいろいろなことが起きている。それを見ながら、事故が起こったときには「原発」反対とばかり言っていたが、実際に経済的な問題とか、産業的な立ち遅れがどうだとか、原発なしに次のエネルギーはあるのかとか、自然エネルギーが育たないじゃないかとか、いろんな推進派の逆襲もあった。
今井:まさに逆襲ですね。
笹口:だからね、鳴りを潜めていた人も、「原発」なしで本当に大丈夫なのかと新たなディスカッションが始まりつつある。
今井:賛否両方が土俵に上がってきたと。
笹口:そうそう。そういう、賛否両論が成立するような状況にまでなってきた。こういうときこそ、原発について、国民的な立場で、一人ひとりがある程度自分なりの考えが熟成されつつある。いやもう、されているかもしれない。
こういう状況ではね、私は県民投票でも国民投票でも、その地域にとってのテーマとしても、あるいは国民的なテーマとしても、十分提起されてもいい状況になっていると思います。
今井:なるほど。状況は3年前とは格段に違いますよね。それはもう誰もが認めざるを得ない。普通にね、魚屋のおっちゃんや、乾物屋のおばちゃんが原発について客と普通に語り合うような時代になりました。前はあり得なかったですから。この町でも、ガンガン話してたのは、桑原正史さんや高島民雄さん、佐藤勇蔵さんら数人でしたからね(笑)。でも、今は違う。
で、さっきの話に戻るんですが、それはわかっていると。わかっているけれども、メディアはいい加減だし、日本人は情報に流されやすいから、やったら負ける。だから国民投票や住民投票をやることを許さない。という人が多いんですよ、反原発派の中にもね。
彼らが主権者の決定権を阻んではいけない、一人ひとりの権利なんですよ。原発推進を選ぼうが、反対を選ぼうが。その選ぶ権利までを奪っちゃだめ。
だから自分の思う通りの結果にならないかもしれないから、都民投票はやらせないとか国民投票をやらせない。あるいは「原発推進」の自民党が大勝しそうだから選挙はやらせないというのはだめでしょう。その時点でどこが有利であろうが、衆議院も自治体選挙も必ず4年以内に選挙をしなくちゃいけない。笹口さん、そのあたり、最初に住民投票を執行された元首長としてどうですか。
笹口:私がさっき言ったように、国民、都民、あるいは県民が十分もう論議もできて熟慮を重ねて、県民投票なら県民一人ひとりが意思決定できるような状況にもうほぼあると思う。現在、一人ひとりがジャッジできる状況にあるわけだから、あとはそれがどういう結果が出るかということについて、自分の思った通りの結論が出なきゃ嫌だなんていうのは、一つのエゴだと思いますね。
国民、県民は「原発」をどうするのかを選び、決める権利があるし、まさにジャッジする立場にある。現在は間接民主制が定着していますが、生命・健康・財産等に関係するきわめて重大な決定事項に関しては、やはり主権者である国民、住民に直接考えを聞く必要があります。単一テーマについて国民、住民に問いかけたときに、主権者である国民や住民が直接結論を出したなら、何がなんでも尊重しなきゃいけない。単なるアンケートじゃないし、ムードでもなく、「どっちが好き?」ってやったわけじゃないんだから。
今井:熟慮している。
笹口:そう。熟慮して、この問題についてよくあなたたちは勉強してるから判断できるでしょ、だからやりますから。あなたたちは主権者として、私たちみたいな少数の政治家の考えじゃなくて、主権者自ら判断してもらったその結論に従いますから、どうか判断してくださいというのが国民投票であり県民投票なんだから、やる前にどの結論だったら尊重するし、どの結論だったら尊重しないなんてのはあり得ない話ですよ。
今井:ということは、笹口さんがもし8月4日に町有地を東北電力に売却してもいいという結論が出たら、当然その結果に従っていたわけですね。
笹口:はい、もちろんです。私は住民投票の執行者としてまったく中立で、公正な立場にありました。それで、もし仮に私が投票の結果を町長として執行するにあたって、示された投票結果が個人としての自分の本意じゃないとしたなら、私はやっぱり辞任すべきですよ。こういう町民が、こういう結論を出して選んだ以上、こういうふうに進むべきである。しかし私は心の中では、それと違うことを信念として実はもっていたから、私は投票結果の執行者としては適任じゃありませんと、辞任すべきですよ。町民の選んだことを信念として執行できる、町長をまた選んでもらえばいい、と思うんですよ。
今井:なるほど。そういう覚悟だったんですね。
さて、若い2人何か伺いたいことがあれば。
遠藤:私は巻町で生まれて巻町で育ちました。今は慶應大学の法学部で、市民自治について学んでいます。住民投票が行なわれた時は5歳で、これまで詳しく知らなかったんですが、大学に入ってからそれが歴史的な出来事だったことを知り、とても誇らしく思っています。と同時に、巻で起こったこと、巻町民がやったことを、もっともっと全国の人に知ってほしいという思いがあります。
それで、さっき話題になった笹口さんの「巻町民へのメッセージ」ですが、私もあれを読んですごく感銘を受けたのですが、この最後の一行に「巻町の将来は、巻町民みんなで決めてください」っていう言葉がありますよね。そうやって町の将来の選択について、巻町民の判断を信じることができたのはどうしてですか。
笹口:その住民投票の前の状況として、巻町民は27年間の長きに渡り原発について、苦しみ悩んできて、声に出せたか出せなかったかは別としても、一人ひとりが思いをもっていたから、だから責任をもって一票を投じられたわけですね。当時買収とか、なんとかツアーとかいうのがあったとしても、それはほんの一部の話であって、そんなお金で買収されるような性格の投票じゃありませんでした。自分の将来、自分の子どもたちの未来がかかってるんですから。一人ひとりが責任をもって投票するっていうのは明らかでした。
今井:目先のことじゃないんですよね。
笹口:記者会見の時だったか、誰かが、私に買収とかなんとかで愚かな結果が出たらどうするんですかっていう質問をしてきたから、私はそんなことはないと。ないけれども、仮にあなたが心配するようなことがあったとしたら、巻町民はその程度でしかなかったということなんですよ、と答えました。
今井:そして、その程度じゃない町民だったっていうことがわかったんですね。
笹口:そうです。だから逆に言うと、その程度の町民じゃないから、私は、巻の将来は巻町民みんなで決めてくださいと言ったわけだし、将来を決めるに足る町民だったわけですよ。
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2012年12月27日 | コメント/トラックバック(3) |
「討論・新政権にどう対峙するか」を開催しました
12/22(土)に当会が開催した「討論・新政権にどう対峙するか」は、約60人の方が会場を埋め尽くし、
熱気に包まれた会となりました。
パネリストとして登壇してくださった皆さん、参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。討論会を終え、スタッフ一同、国民投票を実現したいという気持ちをより一層強く持つようになりました。
当日の模様は、翌12/23(日)の東京新聞朝刊に掲載されています。
また当日はIWJ(インディペンデント・ウェブ・ジャーナル)が生中継を行いました。
現在(12/26)、アーカイブ動画が公開されています。
アーカイブ動画は、一定期間後にIWJ会員以外に非公開になることがあります。
当会のイベントは、これまでに何度もIWJに中継していただいております。
市民のためのインターネット報道メディア、IWJの会員案内はこちらになります。
2012年12月27日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:ニュース
新潟:「原発」県民投票を求める直接請求を実施
新潟の市民団体「みんなで決める会」は25日、6万8353人分の署名を携え、
柏崎刈羽原発の稼動の是非を問う「原発」県民投票条例制定を求める直接請求を行いました。
「みんなで決める会」が作成した速報チラシを掲載します!
2012年12月26日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:活動予定
資料:「核」、「原発」にかかわる住民投票の動き
日本でこれまで地方自治体の議会に提案された「原発」にかかわる住民投票条例案と、その議案がどうなったかを一覧にしています([国民投票/住民投票]情報室調べ)。
⇒「核」、「原発」にかかわる住民投票の動き(pdf 71kb)
2012年12月12日 | コメント/トラックバック(0) |
イベント開催・12/22(土)【討論・新政権にどう対峙するか】
何をやっても政治は変わらず、
どんどんひどくなるばかり…。
デモは「無駄」?集会は「徒労」?
12.16の選挙後に誕生する新政権に、
私たちは主権者としてどう対峙するのか。
それを考え、論じ合う場を設けます。
【討論・新政権にどう対峙するか】
出演者 | |
---|---|
五野井郁夫 高千穂大学准教授/『「デモ」とは何か―変貌する直接民主主義』 |
|
野間易通 首都圏反原発連合『金曜官邸前抗議―デモの声が政治を変える』 |
|
マエキタミヤコ 環境広告サステナ代表、グリーンアクティブ発起人 |
|
杉田 敦 法政大学教授、政治学者/『デモクラシーの論じ方―論争の政治』 |
|
今井 一 ジャーナリスト/『「原発」国民投票』、『住民投票―観客民主主義を超えて』 |
●お申し込みはEメールで受け付けています。 ※メール件名を「12/22参加希望」として、 |
イベント【討論・新政権にどう対峙するか】チラシ 画像をクリックするとPDFが開きます。 |
●主催: 市民グループ みんなで決めよう 「原発」国民投票 電話 03-6434-0579 FAX 03-6434-9378 e-mail: info@gkokumintohyo.com |
2012年12月7日 | コメント/トラックバック(0) |
賛同人、署名者のみなさんへの御案内(2012-12A)
[1]衆院選、立候補者に差し出した公開質問状の回答を掲示
立候補(予定)者約1500人に差し出した「原発」国民投票実施に関する公開質問状について、昨日12月3日までに各人より頂戴した回答については、本会ウェブサイトにほぼすべて掲示しています。
⇒「衆院選立候補予定者への公開質問状の回答」
この回答について、著名な議員や「党内実力者」がどういう考え、姿勢を示したのか。政党によって、「色あい」が異なるのか…といった点について、回収・集計の途中ではありますが、12月9日に当該ページに「解説」を掲載します。ぜひ御一読ください。
[2]都知事選挙、公開質問状に松沢しげふみ氏、宇都宮けんじ氏が回答
本会は先月14日に書留郵便にて猪瀬、宇都宮、笹川、松沢の4氏宛てに「原発」都民投票条例の首長提案に関する公開質問状を送付。このうち、松沢しげふみ氏、宇都宮けんじ氏より回答を頂戴しました。多忙な中、回答を寄せてくださったことには感謝しますが、残念ながら、両氏とも、当選し知事になったら「首長(知事)提案」をするという意思を表明したり、約束する内容にはなっていませんでした。また、「原発」都民投票を実施することの意義について、本質的な理解をされているとは到底思えない内容になっていました。よって、本会として、知事選挙において、どなたかを推すということはしません。
※言うまでもなく、賛同人のみなさま個々人がどなたを支持、応援しようが、それはまったくの自由です。念のためにそのことを一言添えておきます。公開質問状の内容や両氏の回答はこちら⇒「都知事選候補者に公開質問状を送付。(回答:松沢・宇都宮)」
[3]12月8、9日に「原発」都民投票、市民投票の1周年記念の集い
「原発」をどうするのか、それは立地先だけの問題ではなく消費地の問題でもあり、東電や関電の大株主である東京都や大阪市の住民には、この問題に関わっていく権利と責任がある──そうした考えから始めた直接請求運動。署名集めを開始したあの日から間もなく1年。8日は東京で、9日は大阪で記念の集いを催します。当日は、土屋トカチ監督を招き、彼が作った都民投票のドキュメンタリー映画も上映します。みなさん、気軽にお越しください。
詳細は⇒「活動予定」
[4]総選挙後の新政権下で私たちは何をなすべきか
官邸前や関電前などのデモは「無駄」なのか。選挙後の新たな政権に、私たちは主権者としてどう対峙すればいいのか。それをみなさんと共に学び、論じ合う場を12/22日(土)に設けます。パネリストはいずれも本会の賛同人です。
五野井郁夫(高千穂大学准教授)『「デモ」とは何か――変貌する直接民主主義』(NHKブックス)
野間易通(首都圏反原発連合『金曜官邸前抗議―デモの声が政治を変える』)
マエキタ ミヤコ(環境広告サステナ代表。グリーンアクティブ発起人)
杉田 敦(法政大学教授。政治学者)『デモクラシーの論じ方――論争の政治』(ちくま新書)
今井 一(ジャーナリスト)『「原発」国民投票』(集英社新書)、『住民投票』(岩波新書)
12/22(土)14:30~17:00 YMCAアジア青少年センター 304号室
定員70人 参加費:当日700円 前売り500円(学生無料、但し立ち見)
原則要予約:
参加申し込みは、メールの件名に「12/22参加希望」と書いて、
1.参加者氏名(参加者複数の場合は全員の氏名をお願いします)
2.参加人数
を記載し、下記のメールアドレスに送信してください。
kokumintohyoevent@gmail.com
※2012/12/05更新
2012年12月4日 | コメント/トラックバック(0) |
読み物編集部からのお知らせ(次回・賛同人リレートーク予告)
【予告】
次回の「賛同人リレートーク」は、笹口孝明さんが登場。
笹口さんは日本初の住民投票(テーマは「原発」建設に使う町有地を売却するか否か)を発議し執行した新潟県巻町の元町長です。
笹口さんには、「原発」住民投票の実施を強く求め続けた理由や、日本で「原発」国民投票を行うことについて、どう考えているかなど、いろいろ興味深い話を伺いました。
12月25日前後に掲載する予定です。
バックナンバー
2012年12月3日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:ニュース