伊方原発再稼働を問う住民投票求め、八幡浜市で11/3に直接請求の署名集め開始

四国電力伊方原発の再稼働の賛否を問う住民投票の実現をめざし、伊方町の隣接市、愛媛県八幡浜(やわたはま)市で直接請求の署名集めが始まります。署名期間は11月3日(祝)~12月2日(水)です。署名開始に先立ち、10月28日(水)には「住民投票を実現する八幡浜市民の会」発足の集いが開かれました。

●愛媛新聞ONLINEの2015年10月29日(木)付の記事を以下に全文引用します。

八幡浜で住民投票団体が発足 来月3日に署名活動開始
2015年10月29日(木)

http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20151029/news20151029965.html

 ”四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の再稼働の是非を問う住民投票実施を目指す八幡浜市の市議や市民団体は28日、「住民投票を実現する八幡浜市民の会」を正式に設立し、住民投票条例の制定を直接請求する署名活動を11月3日から始めると発表した。条例案など、請求に必要な申請書類を10月29日に市へ提出する。
 市内で開いた設立集会では、署名運動期間を12月2日までに決定。同会の共同代表に石崎久次市議(無所属)らを選出した。条例制定の直接請求に必要な署名は選挙人名簿登録者数の50分の1で、9月2日時点では619人以上だが、会は「1万5千人の署名を目指す」としている。”

●発足の集いの模様は、ツイキャスによる動画でご覧いただけます。

住民投票を実現する八幡浜市民の会発足会合@みなっと
http://twitcasting.tv/togura04/movie/212016546

「ワークショップ 模擬『原発』国民投票をしよう!」を開催しました

fuda10月24日(土)、2015年度の総会、速水二郎氏の講演会に続いて、コープイン京都で「ワークショップ 模擬『原発』国民投票をしよう!」を開催しました。

これは民主主義全般にも言えることですが、住民投票・国民投票では、意見が表出され、共有されること、そして論点が整理され、提示されることが大切です。

この一連のプロセスを疑似体験することによって、住民投票・国民投票は単純な多数決ではなく、投票日に向かうまでの過程が大切で、また面白くもあるということを理解してもらうのが、今回のワークショップの一つの狙いでした。

ワークショップでまず行なったのは、原発稼働についての「自分の意見」を確認すること。「(1)即時ゼロ」「(2)10年後にゼロ」「(3)2030年代にゼロ」「(4)依存度を減らしていくがゼロの時期は定めない」「(5)依存度を減らさない」の5択から選び、首にカードをかけます。約20人の参加者のうち、(1)と(3)が比較的多く、(5)は一人もいませんでした。

group次のステップでは、4、5人のグループを作って、「自分の意見」を選んだ理由を3つを目途に参加者が一人ずつ発表し、グループ内で共有しました。仮に結論が明確でも、案外理由を3つあげるのは難しいこともあるようで、思案している方もいらっしゃいました。

一つひとつの理由を付箋に書き、それを簡単に分類しながら模造紙に貼っていきます。そして、グループから一人が前に出て、どのような意見が出たかを全体に共有します。各グループには個性があり、それぞれ内容が異なっていました。

daidan4各グループの発表が終わったら、次は全体ワークに移ります。まず、大きなホワイトボードに、縦軸を原発稼働についての選択肢(1~5)、横軸を論点(安全性、安定供給、コストなど)としたマトリックスを書きます。そこに、グループワークで使った付箋を、みんなでプロットしていきます。

最後に、一旦できあがったマトリックスをみながら、みんなで内容を確認しました。ここでもさらなる意見が出て、マトリックス上に付箋が次々と追加されていきます。

特に、ここまでの作業で原発の必要性についての意見が薄かったため、そこを埋めていく作業も行いました。 議論は白熱し、時間はあっという間に過ぎていきました。

boardワークショップ終了後、参加者の一人が「これぞ民主主義だね!」と評してくれました。原発稼働の是非という課題をめぐっては、とかく人々が熱くなりがちです。あれだけの大きな事故があったのですから、それも無理はありません。また専門家の間で意見が分かれることも多く、しかも専門家も「脱原発」「原発推進」のどちらかの立場を持ち、その立場に有利になるような議論を展開しがちです。

しかし、そんな難しい課題であっても、ある一定のフレームワーク中で、市民が冷静に問題をひも解いていくことが不可能ではないことを、今回のワークショップでは感じることができました。私たちの民主主義のポテンシャルは、日本人が持つ自己評価よりも、本当はもっと大きいのかもしれません。

誰かに任せるのではなく、私たちが決める ー 常々そう訴えている<みんなで決めよう「原発」国民投票>ですから、今後も今回のワークショップのように、私たち1人ひとりが主体となり、考えていくような活動を続けていきたいと思います。たとえ一つ一つの活動は小さくても、それが積み重ねられることによって、日本の民主主義が根を張り、花を咲かせるための土壌が、耕され、栄養を持ち、そして肥沃になっていく。そう信じて。

(文責・鹿野)

2015年度総会終了のご報告

10月24日(土)、京都市内のコープイン京都で、2015年度の年次総会と講演会・セミナーを開催しました。

午前中に行われた総会では、(1)2014年度活動報告、(2)2014年度会計報告、(3)2014年度監査報告の3点が報告され、(A)規約改正案、(B)2015年度活動方針案、(C)2015年度予算案、(D)2015年度人事案の4点が議決のうえ採択されました。議案内容などの詳細はまた別途当Webサイト上に掲載しますが、まずは無事に総会を終了したことをお知らせいたします。

午後からは同じ会場で講演会を開催し、元関電社員の速水二郎氏に「いまあらためて原発事故の悲劇の根源を考えよう」という題で講演をしていただきました。また、講演会の終了後は、「ワークショップ 模擬『原発』国民投票をしよう!」を開催し、原発の是非について一人一人の参加者が意見を発表、共有し、多岐にわたる論点の整理を行いました。講演会とワークショップの模様も、後日当Webサイトで紹介する予定です。

これまで会の総会は、すべて東京で開催してきました。全国的に活動を展開している会として、東京以外の地域で初めて総会を開催できたことは、今後に繋がると思っています。新しい年度も、変わらず「原発」国民投票の実現に向けて邁進いたしますので、よろしくお願いいたします。

SOKAI

(文責・鹿野)

会員・賛同人からのメッセージ集(2015年9月分)

(会としては 原発「反対」または「賛成」を打ち出してはいません。
賛同人個々人が、それぞれの思いを抱いて運動に参加しています)

新しく会員登録・賛同人登録された方々から
メッセージをいただいています。一部ご紹介させていただきます。

ひとつひとつ、すべてが個人の方々のご意見です。

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原発について少し勉強すれば、あらゆる面で良い所が無いことが分かります。
CO2を排出しないから環境にやさしいと地球温暖化に貢献しているように良く言われますが、原発の温排水の温度は取水口の海水温より7度も高い!。
これでは温暖化推進ではないか。
安全安心と謳われた原発が今世紀最大の環境汚染を引き起こし、福島の住民を地獄に突き落としました。
この世で最も危険な工場です。
この事実に真摯に向き合わず、傲慢な安倍政権に守られた原発村の連中が再稼働してしまいました。
稼働すればウランの糞(プルトニウム)が出る。その糞は肥料にはならない。誰も処理できない。原発は即廃炉しかありません。
私は隅田川の定点観測(水質、野鳥、昆虫等の個体数の調査)を長年実施している男です。
荒川区は先の原発事故の放射能の公表を23区内で一番遅く発表している。臭いものには蓋をする、
悪いことは言わないほうがいいと隠ぺい体質の強い区です。
環境課と共同で隅田川の水質調査を区民を呼んで、私が講師をして実施していました。
一昨年隅田川のヘドロの放射能を調査して、区のイベント環境フォーラムで発表すると告げた瞬間、待ったがかかりました。
何度も荒川区と議論しましたが、並行線で埒が明かなかったので、ついに私は水質調査の講師をやめました。
環境課には核武装をして再軍備しろなどと言う輩がいます。
こんな奴らと環境保護なんかできるかと、辞めました。
今は毎週金曜日の夕方に首相官邸前でデモっています。ぜひ国民投票を実現させてください。
(東京都・Oさん)

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人間には口はひとつ、耳は2つあります。
勝手に自分の言いたいことだけ話して実行していくことのないように、耳は口の2倍の2つあるのです。
国の存亡を左右する大事なことは、国民の声に耳を傾けて決める。
それが民主主義というものです。
(千葉県・Fさん)

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原発事故は,人の命も,領土(被災地域)も,奪う。
まさに,戦争そのものです。
原発も,戦争も,御免だ。喜寿爺の願い。
(神奈川県・Sさん)

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議会制民主主義の限界がありありと示されているこの夜に、大変遅ればせ乍ら、賛同人に申し込み致しました。
宜しくお願い致します。
(神奈川県・Hさん)

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がんばってください。
(愛知県・Sさん)

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安倍はすべてを壊してしまう。早くやめさせなければいけない。
(愛知県・Kさん)

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民意とずれた政策が横行している気がします。国民投票の実施に賛成します。
(兵庫県・Kさん)

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異なった意見を聞いて、止揚していく技術というか、経験というか、心得(共有するルール?)というかを身につけていくことが、大きなテーマだなあと感じます。個人でも社会でも‥‥。これからも諮問型国民投票の活動の意義が、時間の経過につれて益々高まっていくことだろうと思います。末席ですが、今後ともよろしくお願いいたします!┌(_ _)┐

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事務局の皆様、いつもありがとうございます。電力が自然エネルギーに代わっていくことを祈っています。(沖縄県・Kさん)

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「自分ごと」として引させるためにも、国民投票の実現を考えなくてはならないと思います。

(神奈川県)

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年会費を振り込みました。目標の実現を目指し闘いましょう

(東京都・Tさん)

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御苦労さまです。原発もそうですが、安保法案等の国の重要な問題は、国民投票にかけるべきだと思います。
・御尽力感謝します。よろしくお願いします。

(千葉県Kさん)

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原発の役目はもう終わりました。もう要りません。国民が一刻も早く真理に目覚め、再生可能エネルギーが日本の電力エネルギーの基幹産業として大きく発展し、大きな雇用が生まれ、緑豊かな安心安全で暮らせる社会の実現を切に願っています

(神奈川県Oさん)

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お疲れ様です。安保法制に対する国民投票運動がなくてとても残念ですね

(東京都Oさん)

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原発ゼロが目標ですが、当面の再稼働は止められませんでした。粘り強く微力ながら応援いたします

(島原市Nさん)

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みなさんのご活躍に感謝しています。盛会を願っています

(神奈川県Tさん)

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安保法制(戦争法案)等、原発以外にも声を上げなければならない問題続出ですが、国民投票実現に向けて声を上げましょう

(千代田区Sさん)

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・さんせいします。がんばりましょう。
・日本が民主主義国家であるなら、国民投票に「ノー」とは言えないはずです。
・原発ゼロは地球の民意!!

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電気代が仮に高くなっても原発はなくして欲しい。
(神奈川県・Tさん)

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他の全ての事はともかく、核の放出や爆発だけはどうにもなりません。
地球及び人間の生存の根幹をおびやかす不気味な姿なき物体なので廃炉を強く望みます!!
(北海道・Mさん)

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原発をやめられない政府。理由には水面下で核開発があるのではと思っています。
核を保有できない状況ではあるものの、常に研究はすすめられていて対応できるよになっているのでは???
機密法もあるので本当のところは国民に知らされない。
東電は黒字。このままでも充分やっていけるのに再稼働なんてあり得ない。
「安全で心の豊かな生活:を望みます。
(神奈川県・Iさん)

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原発は安いと言いますが、政策としては莫大な税金がつぎ込まれている事を自覚しましょう。
原発→それは見えない所に沢山お金がかかり決して安い電気代とはいえないと思います。
廃炉にするには莫大な時間とお金がかかります。
又、もし福島の様になったら人類末代まで心配。その他計り知れません。
保障できない(されない)労力や、風害、それに最後の廃棄物の処理が未だ不能です。
原発を進めるより節電。国民投票をする前に充分国民に原発の恐ろしさをPRすることです。
(神奈川県・Kさん)

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どんなに安全性を主張しても絶対という事はありえないと思います。
事故が起こったときの後処理は福祉の例をとっても全く出来ていないのに、どうするつもりなのでしょう。
今北電では原発を再稼働しない限り料金を上げ続けるという、これはもう恐喝です。
せめて反対の意思表示ができればと思います。
(北海道・Tさん)

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これだけ多くの地震・噴火が頻発している今の日本で、原発を再稼働するなど正気の沙汰とは思えない。
国民の命にかかわることは、国民自ら決めるべきだ。
(神奈川県・Yさん)

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原発反対!再稼働される前に国民投票を!
(神奈川県・Aさん)

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近々くるかもしれない大地震。早く原発を廃止して、なんとかしないと、日本に住めなくなることも考えられます。
私は子どもと子どもの未来を守りたい。
(神奈川県・Nさん)

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国民の生活、将来、安全をないがしろにする政治家には決定させません!!主権者である国民が決めます!!
(東京都・Nさん)

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原発のない生活を続ける道を選びます。地球環境を破壊する核はNOです。
(東京都・Uさん)

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原発はこわい。反対ですが、その前に国民、企業の意識を変える必要があると思います。
今の世の中、電気が生活のすべて!
昔はなくてすんだのですから、便利にはなったけど、これほど便利でなくても生きてゆけます。
年寄りの意見のみ。
(神奈川県・Iさん)

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福島原発の汚染水がコントロールされていない今、川内原発の再稼働が計画されています。
住民の6割が反対し、安全確保、避難確保が不十分なまま、再稼働など絶対受け入れることは出来ません。
(神奈川県・Tさん)

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原発がなくても平和な国を目指せる!
原発がなくても先進的な国になれる!
日本はそれができる国だと信じています。
みんなで力を合わせよう!
(広島市・Tさん)

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今回の戦争法案を可決させた根本的問題は、反対する側の姿勢にあると思います。
日米安保、自衛隊を認める中での運動は腰が弱く、はっきり非核・中立・平和な日本をめざす姿勢が必要であると思います。
(川崎市・Kさん)

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昨今の安倍政権は国民の声に耳を傾けず、
ひたすら身内意識の中で強引に大事なことを勝手な都合でこじつけ解釈をして法律化しようとしています。
いくら選挙で選ばれたといっても、何もかも任せたい訳ではないでしょう。
国を左右するような大事なことは、国民の声を聞いて考え話し合われてから決めるべきです。
(愛知県・Tさん)

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国民投票をすれば、無関心を決め込んでいる大多数に多少は影響が及ぶかもしれない。
(埼玉県・Tさん)

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投票したいリベラルな野党がないこの国の悲しい現実!
選挙制度を変え一票の格差を無くす戦いが、政治を変える軸になると思います。
(埼玉県・Oさん)

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まさに日本の将来が岐路に立たされている今、こういった動きがあることを知れて、参加したいと思いました。
大事なことは自分たちで決めていきたいですね。
(奈良県・Sさん)

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311から1000日以上、ブラックアウトはありません(2014.8.31)。
ということは、電力は十分にあるということです。“原発いらない”それしかありません。
(愛知県・Sさん)

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ひとつひとつ、すべてが個人の方々のご意見です。

賛同人のみなさま、メッセージをありがとうございます!

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第189回国会:請願の結果報告

当会が第189回国会に提出した「原発」国民投票法の制定を求める請願は、衆議院・参議院ともに経済産業委員会に付託されました。残念ながら採択されることはなく、いずれも「審査未了」となり、事実上の不採択となりました。

紹介議員になっていただいた衆参合計13人の方々に感謝をするとともに、多くの署名をしていただいた人々の気持ちを胸に抱き、引き続き「原発」国民投票の実現を目指します。なお、署名集めはこれからも続け、改めて国会請願を実施する予定です。

●請願内容

件名 原子力発電所の稼動の是非に関する国民投票の実施手続を定める法律制定に関する請願
要旨  二〇一一年三月に発災した東京電力福島第一原子力発電所の未曽有の事故は、その後の国民生活に重大な影響を与えてきた。原子力発電所の稼動の是非についての政策決定が、長期間にわたり、また、深く国民生活に影響を与えることは明白である。この極めて重要な案件について、主権者たる国民の意思を将来にわたって国政に適切に反映させることが求められる。国民一人一人が原子力発電所の稼動の是非という単一争点について一票を投じる機会を得て、この問題を自分のこととして考え、よく学び、話し合うことが求められる。そして、国民投票によって示された民意が尊重される形で国家としての最終的な決定がなされるべきである。

 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、原子力発電所の稼動の是非に関する国民投票の実施手続を定める法律を制定し、「原発」国民投票を実施すること。


●衆議院
第189回国会 経済産業委員会:請願ページ

受理番号 紹介議員 会派
1919 逢坂 誠二 民主
1920 河野 太郎 自民
1921 近藤 昭一 民主
1922 鈴木 克昌 民主
1923 横路 孝弘 民主
2696 玉城 デニー 生活
3003 阿部 知子 民主
4315 田嶋 要 民主

    *受理番号順
    *5月28日の記者会見の後に、田嶋要議員(民主)が紹介議員に加わっています。

●参議院
第189回国会 経済産業委員会:請願ページ

受理番号 紹介議員 会派
1474 相原 久美子 民主
1523 山田 太郎 元気
1600 徳永 エリ 民主
1688 又市 征治 社民
1960 福山 哲郎 民主

    *受理番号順


事務局からの御案内(2015-10A)

みんなで決めよう「原発」国民投票の事務局から、
以下1点お知らせです。

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■Topics
□ 10月24日(土) 京都開催 2015年度年次総会と講演・セミナー
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□ 10月24日(土) 京都開催
2015年度年次総会と講演・セミナーのお知らせ
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今年度は初めて東京以外の場所で総会を開催いたします。
秋の京都、錦市場も近い四条烏丸に、全国からお集まりください。
会員のかたは 11時開始の総会からお越しください。
(賛同人・一般のかたも総会の傍聴はできますが、議決権は会員のみになります)
午後はまず、元関西電力社員の速水二郎氏を招き
福島原発事故の悲劇の根源について講演をしていただきます。
また、速水さんを囲んだ意見交換を行います。
次に、その議論も踏まえて、会が次年度に取り組む予定の
「模擬『原発』国民投票」の実施に向けて、論点整理と企画会議を行います。

【日付】
10月24日(土)

【会場】
コープイン京都 (交通案内)
〒604-8113 京都市中京区柳馬場蛸薬師上ル井筒屋町 411
(地下鉄烏丸線四条駅、阪急電車烏丸駅より徒歩 5分)
TEL:075-256-6600

【プログラム】
〇第一部:総会 11時(開場10時30分)~12時30分
★総会次第
・報告事項
・審議事項
・その他
*規約改正案と活動方針案についてのご意見がある方は
10月10日(土)までにメール(info@gkokumintohyo.com)またはFAX(03-5539-4046)で、
ご送付くださるように、告知させていただいております。
(案は会員の方に郵送済・HPで公開中)

☆会員の方で出欠のご連絡をまだお送りいただいていない方は
至急ハガキかメールかFAXで、お送りくださいませ。

〇第二部:講演会 13時30分(開場13時15分)~15時00分
・速水二郎氏講演「いま改めて原発事故悲劇の根源を考えよう」(60分)
・質疑応答、対話(30分)
参加費:500円

★講師プロフィール:速水二郎(はやみ・じろう)
1937年生まれ川西市在住。
大学市民講座(2007年)での講演をもとにブックレット『原子力発電は金食い虫』を
発行、3・11後は主に兵庫県を中心に「原発をやめて自然エネルギーへ」のテーマで
講演活動を行っている。18歳で入社した関電職場で労組役員としてがんばり、
思想差別・賃金差別裁判を約30年たたかい、
「職場における自由な人間関係形成」を認めた最高裁判決を勝ち取って
全面勝利解決させた。
現在はエネルギー問題、電力労働運動の支援・政策つくり等のかたわら、
兵庫県憲法会議・兵庫憲法共同センターの役員として
「安倍壊憲策動」阻止の活動で日々を送っている。

〇第三部:模擬「原発」国民投票に向けて 15時10分~17時
・原発是非の主な論点・争点を提示し、参加者全員で整理。
・企画会議。模擬「原発」国民投票をどのように展開するか。

【申し込み方法は】
参加申込み:info@gkokumintohyo.com あてにメールでお申し込みください。
件名を「10/24 総会・講演会」とし、
お名前、ご住所(市区町村まで)、電話番号をお知らせください。
参加するセクション(第1部、第2部、第3部)をご記入ください。

HP「2015年度総会・講演会のお知らせ(10/24 京都)」

facebook(イベントページ)

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講演会を企画された担当スタッフのおひとり、
古井 紀行さん(会員)から、みなさまへのメッセージです
facebookに寄せられたものを、そのまま掲載させていただきます。
・・・
スタッフの古井と申します。
講師の速水二郎さんについて少しご紹介させていただきます。

速水さんは関西電力社員時代、三国営業所、神戸支店兵庫営業所などに勤務され、
労働運動家としても活躍されました。
1965年には、関西電力労組大阪地区本部の常任執行委員に当選され、
組合の専従にもなられています。
当時の関西電力では、特定の政治思想を持つ社員や労働運動をする社員を危険分子として、
職場八分にしたり、給与や昇進など面で差別したりする風潮がありました。
速水さんをはじめ何人かの社員は、そうした会社の対応にたいして、
待遇改善を求めて約30年にわたり、会社を相手に裁判でたたかいました。
1995年、最高裁判所は「職場における自由な人間関係を形成する自由」という権利を
社員に認めた上で、関西電力に待遇改善を命じ、1999年には関西電力との和解が成立しました。
これは「関西電力争議」といって結構有名な労働事件です。

詳しいエピソードはジャーナリストの大谷明宏さん編集の
「関西電力の誤算」という本に書かれています。興味のある方はぜひご覧になってください。

速水さんは、退職後、2007年ごろより原発の危険性を訴えてこられました。
福井県の若狭周辺には活断層があり、地震による事故と放射能汚染の危険性について、
いち早く指摘されています。
2011年12月に尼崎市内で、市民団体主催の講演会で講演され、
毎日新聞にも取り上げられました。
その後、大学や講演会などで「原発をやめて自然エネルギーを」テーマに
各地で講演されています。

今回の講演では、「原発事故の悲劇の根源を考えよう」をテーマに、
関西電力の原発についての考えや
大飯原発、高浜原発の再稼働の問題についてもお話いただく予定です。
電力業界の現場で実際に仕事をされていた方のお話は大変貴重なものと思います。
原発問題について、興味、関心のある方はぜひ会場へお越しください。
お待ちしています。
・・・・