【法定署名期限が1週間後に迫っています】横浜最大の森林「上郷・瀬上沢」開発計画 是非は住民投票で!
人口370万超を抱える大都市横浜にも、32ha(東京ドーム7個分)の広さをもち、清流・瀬上沢が流れ希少種を含む豊かな生態系を持つ森があります。栄区上郷町のこの森は、かつては三浦半島から多摩丘陵に連なっていた“緑の回廊”の中央部分に位置しています。横浜が発展する中、市内の被緑率は20%台にまで低下していますが、この森は営農を含む里山の営みの中で守られ、市内最大の緑地として愛されてきました。幹線道路からほんの数分、沢に向かって下るだけで、大きなアゲハ蝶が行き交い、瀬に網をいれればすぐにカエルやザリガニ、ドジョウ、小魚たちと遊ぶことができます。
夏にはホタルが舞うこの森が今、大規模な住宅・商業施設開発計画によって姿を変えられようとしています。これまでにも開発計画が幾度か持ちあがりましたが、そのたびに地元住民の異議申し立てにより撤回されてきました。2014年に11万余筆の反対署名が集まったことは、この地域の人々の森林保全への思いの強さを示しています。
横浜市都市計画審議会の答申を受け、市長が開発か保全かを決定するのは2017年度末に迫る中、保全活動を続けてきた地元市民グループは審議会や市長に計画再考を求めてきました。しかし是非判断が開発に傾きつつあるため、広く市民に問うため住民投票実施を求めることとなったのです。横浜市では緑地面性減少の歯止めをかけるため、8年前から年平均約24億円規模の税収となる「みどり税」を個人・法人から徴税していますが、この税制については約8割の市民が賛同しています。大規模宅地・商業開発が本当に市民の求める地域の在り方と合致しているのかを住民投票で問いたい、必ずしも反対ありきではなく、この地域の緑の在り方に関心を持ってほしい、という思いで直接請求運動に至っています。
大都市での住民投票の直接請求運動では、膨大な数の有権者に署名を呼びかけなければならず、大変な困難が伴います。今回、直接請求には約6万2000筆の署名が必要です。横浜市ではかつて2回、法定署名数を上回る署名(合成洗剤使用規制、等)が提出されたことがありますが、いづれも議会否決されています。高いハードルをクリアし、大都市での住民投票実施に向けた努力が繰り返されることは意義深いことと考えられます。
ぜひ皆さんのご支援をお願いします。
【できること】
(1)情報拡散をお願いします
http://livegreenyokohama.com/
https://www.facebook.com/yokohamamidorimirai/
(2)市内の方は署名スポットあるいは事務所におでかけください。
(3)署名を集められる方は、事務所に署名簿を請求してください(12/11に投函してください)
(4)受任者フォロー電話かけや署名簿管理等の事務作業を御手伝いください。
2017年12月4日 | コメント/トラックバック(0) |
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