名古屋でのセミナーが終了しました。
名古屋からの報告です。
東海3県(愛知・岐阜・三重)の賛同人有志が
企画した今回の名古屋セミナー、原発国民投票に
関する学習会はもちろんのこと、原発国民投票法に
関して地元選出の国会議員はどのように考えているか、
直接会場に来ていただいて話を聞くのを
メインと考えておりました。
地元選出の国会議員の議員会館事務所に対し、
7月末に出席依頼もしくはメッセージ送付依頼を郵送しましたが、
回答があったのは、橋本勉衆院議員(民主党、
比例東海ブロック)のみでした。
会場には約50名ほどの参加者が集まりました。
資料として、今井一著「『原発』国民投票」だけでなく、
東京の事務局が各党に対して送付した国民投票の是非を
問う質問への回答ならびに、11/7/6朝日新聞記事
「原発国民投票に賛成・反対」(賛成:今井一、反対:前原誠司
衆院議員)を配布しました。
8/27の東京での国民投票シンポジウムの熱気
冷めやらぬ今井一さんを招いて、原発国民投票の
説明ならびに会場からの質疑応答を行いました。
今井氏は「全国で11月までに111万の原発国民投票に
賛成する署名を集めようとしているが、昨年市議会リコール
法定署名を50万通近く集めて成功させた名古屋市の
経験から言えば、そう多いものではないはずだ」と
発言がありました。
会場からは、「諮問型の意味は」「どうして最低得票数の
定めがないのか」という、国民投票法に関する質問
だけでなく、「今回1人しか国会議員から回答がないのは
どういうことか」「各政党からの回答も、国民投票に
否定的なのはどうしてか」など、国会議員自体への
不信感も多く出ました。
休憩後、橋本勉衆院議員と今井一さんのトークならびに
会場からの質問を行いました。
橋本議員は「地元大垣など岐阜県西濃地区でシール投票を
している。現在民主党総裁選挙真っ最中だが、
だれが総裁に望ましいかシール投票をすると前原氏が多い。
しかし報道では海江田氏有利と聞く。国民の意思と、
国会議員の意思が食い違っている。
同じように原発についてシール投票すると、7~8割が
脱原発と投票するが、国会議員で脱原発と表明している
議員はまだまだ少ない。
本心では脱原発である議員も少なくないと思うが、
いろいろしがらみがあって発言できないようだ。
そういう現状を変えるため、原発国民投票議員連盟を
作ったが、それすらまだまだ広がっていかない。
国会議員は、国政に関する決定権を奪われるのが何よりも
恐れている」と発言しました。
会場から「どうして他の議員は今回のセミナー出席の有無の
連絡すらしてこないのか」という質問に対し、橋本議員は
「他党は知らないが、民主党はまさに総裁選真っ最中なので、
電話がけ等で忙しいのではないか」との回答に対し、
今井氏は「総裁選はここ数日で日程が決まったこと。
1ヶ月も前に日程が決まっているのに返事すらしないのは
どうしてか」と発言。
橋本議員は「各議員いろいろ思いはあるだろうが、
しがらみだらけで発言しにくいのではないか。
しかし、一番恐れているのは、地元有権者の声だ。
地元国会議員に対して、原発国民投票をどう思うか、
直接伝えてほしい」と話してくださいました。
最後に、東海3県賛同人有志から、8/27に名古屋・栄で
署名活動を行い、チラシを300枚配ったこと、来週9/3(土)の
午後5時からも、名古屋・栄のバスターミナル(噴水南)で
署名活動を行うこと、他地域でもぜひ署名を集めようと
呼びかけがありました。
今後も地道に取り組んでいくことを、参加者一堂あらためて
確認しました。
今回の企画に関し、大変お忙しい中ご出席いただいた
橋本勉衆院議員をはじめ、体調不良を押して来て頂いた
今井一さん、事前・当日準備をしてくださった大勢のスタッフの
みなさま、当日参加してくださった皆様に心より感謝いたします。
2011年8月26日 | コメント/トラックバック(0) |
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