3・8「原発と安全保障」(孫崎*飯田対談)の動画

東京都内で3月8日(土)、<孫崎享・飯田哲也対談『原発と安全保障を語る-都知事選を終えて-』>が開催されました。主催は「原発」都民投票の会で、定員の150人を超える参加者が集い、大盛況でした。

孫崎、飯田両氏とも、当会の賛同人でもあります。また当会としては、都民投票の会と協力して開催する初めてのイベントとなりました。

当日の様子は、以下の動画からご覧いただけます。
*「原発」都民投票の会オフィシャル動画 (撮影 大芝健太郎)

(1)都民投票の会、山木きょう子 代表より挨拶

(2)飯田哲也基調講演

(3)孫崎享基調講演

(4)孫崎・飯田対談

(5)質疑応答

中国新聞記事3/12「原発国民投票 広島で問う」

当会の広島県運営委員を務める衣山弘人さんの活動が、
2014年3月12日の中国新聞の記事で取り上げられました。

ブログ:「広島の視線 」原爆・ヒロシマ・平和公園・ガイド・花・英語
にこの記事が掲示されています。ぜひご一読ください。

「原発国民投票 広島で問う
 福島から避難 衣山さん 署名募り2万3000人分」
http://blogs.yahoo.co.jp/mitokosei/33158259.html

賛同人、署名者のみなさんへの御案内(2014-3A)

暖かくなったり寒くなったり、相変わらず不安定な天気が続いています。

政治の世界に目をやると、こちらも安定からは程遠いようです。

都知事選が終わり、エネルギー基本計画がまもなく閣議決定されよう
としています。

しかし今回の決定については、民主的なプロセスがきちんと踏まれている
のか、極めて疑義があると言わざるを得ません。

一例をあげると、今回は、公聴会が一度も開催されていません。一方、
福島原発事故の前、2010年のエネルギー基本計画策定時には国内11か所
で公聴会が開かれました。

本来であれば、原発の是非を含めたエネルギー問題がこれだけ国民的な
課題となっている今だからこそ、2010年以上にたくさんの公聴会を開催
して、丁寧に国民の意見を吸い上げることが求められています。

安倍政権の意図を忖度すると、「公聴会を開催することで国民的議論が
これ以上盛りあがっては、自らの政策を推し進める妨げになりかねない」
と考えているのでしょう。しかしこのような態度は、民主主義に対する
愚弄であり、決して許されるものではありません。

みんなで決めよう「原発」国民投票の事務局から、
以下5点お知らせを致します。

■Topics
□ 村上稔さん(元徳島市議、第十堰住民投票の会事務局)
  からの賛同人リレーメッセージを掲載しました
□ 3・8 孫崎享・飯田哲也対談イベントのご案内(東京)
□ スコットランド独立を巡る住民投票
□ アースデイ東京2014(4月19、20日)にブース出展します
□ 各地のイベント

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◆ 村上稔さん(元徳島市議、第十堰住民投票の会事務局)
  からの賛同人リレーメッセージを掲載しました
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当会の活動は、徳島県徳島市で行われた吉野川可動堰を巡る住民投票
(2001年)を参考にしています。この住民投票は、日本で初めての巨大
公共事業を問うもので、投票の結果を受け可動堰計画は取りやめと
なりました。

この徳島の住民投票運動の会の事務局を務め、その運動の中で徳島市議
にもなった村上稔さんに、メッセージを寄せていただきました。

村上さんは『希望を捨てない市民政治』(緑風出版)という本を書いて
います。今回のメッセージも、「原発」国民投票の実現に向けて、希望
を感じさせるような内容となっています。ぜひご一読ください。

http://gkokumintohyo.com/archives/8054

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◆ 3・8 孫崎享・飯田哲也対談イベントのご案内(東京)
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共に当会の賛同人でもある孫崎享さん(外交評論家)と飯田哲也さん
(エネルギーイノベーター)の両氏が、3月8日(土)に都内で
『原発と安全保障を語る-都知事選を終えて』と題した対談イベント
を行います。

2人の専門家のクロストークがどんな化学反応を生みだすのか、
非常に楽しみです。みなさまのお申し込みをお待ちしております。

3月8日(土)開場15:30  開演16:00 終了予定18:00
・会場 YMCAアジア青少年センター 9F (JR水道橋駅徒歩5分) 
・主催 「原発」都民投票の会
 協力 みんなで決めよう「原発」国民投票

申し込みなど詳細はこちら
http://gennpatutominntouhyounokai.jimdo.com/

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◆ スコットランド独立を巡る住民投票
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今年の9月18日、スコットランドの英国からの独立を問う住民投票が
行われます。

2012年の5月、独立を呼びかける「イエス・スコットランド」運動が
発足しました。その後、2013年10月15日に英国のキャメロン首相と
スコットランドのサモンド首相が合意書に調印し、住民投票を実施
することが決定しています。

世論調査では、これまでのところ独立反対が優勢のようです。また、
英国のキャメロン首相は「反対」に一票を投じるように呼びかけを
強めています。

主要先進国からの独立を求めるこの住民投票は、これからますます
注目を集めることでしょう。当会としても、動向をウォッチして
いきます。

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◆ アースデイ東京2014(4月19、20日)にブース出展します
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昨年に引き続き、アースデー東京にブースを出展することになりました。
開催日は、4月19日、20日の2日間です。

展示内容の詳細はまだ決まっていませんが、ボランティアスタッフが
必要になります。東京または近県の方で、短時間でも参加ができそうな
方は、info@gkokumintohyo.com までぜひご連絡ください。

また、展示内容のアイデアも大歓迎です。

アースデイ東京2014の詳細はこちら
→ http://www.earthday-tokyo.org/2014

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◆ 各地のイベント予定
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・3月30日(日) 神奈川県藤沢市 ラウンドカフェ
「学校では教えてくれない 憲法のおはなしカフェ
   ~コスタリカ & 日本」

・4月6日(日) 埼玉県さいたま市 武蔵浦和コミュニティセンター
「東電テレビ会議49時間の記録」自主上映会」

各地のイベントの詳細は、こちらをご覧ください。
→ http://gkokumintohyo.com/schedule

賛同人、署名者のみなさんへの御案内(2014-2A)

急に寒さが緩んだり、また真冬に戻ったりと不安定な季節柄、
体調には気をつけて活動していきたいこのごろです。

都知事選の投開票を9日に控え、東京およびその周辺地域は、
非常に慌ただしい状況です。当会はどの候補も推していませんが、
スタッフの中には精力的に選挙活動をしているひともいます。

都知事選で原発についてのメディアでの露出も増える中、
国会では「原発」国民投票についての論戦が行われました。

また、大阪では橋下市長が辞任会見を行い、選挙が行われる
ことになります。市民が必死の思いで署名を集め、6万人の
想いが込められた「原発」市民投票条例案に反対した橋下氏が、
その一方でどのような論理で都構想の住民投票を擁護する
のか、注目しましょう。

みんなで決めよう「原発」国民投票の事務局から、
以下6点お知らせを致します。

■Topics
□ 国会で論戦 – 安倍総理は「原発」国民投票に否定的な答弁
□ 東京都知事選にあたり、声明を掲載しました
□ 都知事選候補者に原発都民投票についての公開質問状を送付
□ 都民投票の会、小平反映させる会のアンケート、投票へ行こう
□ 楢葉町の住民投票条例案が再び議会で否決されました
□ 2月実施を目指し進めていた公開討論会は見送りに

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◆ 国会で論戦 – 安倍総理は「原発」国民投票に否定的な答弁
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3日の衆院予算委員会で「原発」国民投票についてやり取りがありました。

民主党時代から一貫して「原発」国民投票の実施を訴えている日本維新の会の阪口直人議員は、「このテーマについては、全ての国民に対して、この将来の方向性を問いかける、国民投票を実施すべきではないか」と安倍首相に質問を投げかけました。

しかし安倍首相は、「国会議員が責任を持って判断すべきだ」として原発の是非を問う国民投票について否定的な考えを示しました。

また今国会では、民主党の長妻昭議員も「原発」国民投票について言及しています。

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◆ 東京都知事選にあたり、声明を掲載しました
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東京都知事選では「原発」が大きな争点となっています。そのことを歓迎しつつ、改めて「原発」都民投票・国民投票を求める声明をホームページに掲載しました。

http://gkokumintohyo.com/archives/7995

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◆ 都知事選候補者に「原発」都民投票についての公開質問状を送付
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都知事選の立候補者に対し、公開質問状を送付しました。

質問項目は、(1)「原発」都民投票の首長提案、(2)原発・エネルギー政策への都民参加施策(住民投票以外)、(3)常設型住民投票制度の導入の3点です。

2月6日現在、鈴木達夫さん、マック赤坂さん、細川護熙さん、宇都宮健児さんから回答がありました。また、舛添要一さんからは回答できないとの返信がありました。都民のみなさんはぜひ、投票の際の参考にしてください。

http://gkokumintohyo.com/archives/7976

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◆ 都民投票の会、小平反映させる会のアンケート、投票へ行こう
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・「原発」都民投票の会でも、都知事選の立候補者にアンケートを送付。これまで7氏から返信が寄せられています。詳細はこちらをご覧ください。

http://gennpatutominntouhyounokai.jimdo.com/2014東京都知事選立候補予定者アンケート/

・小平の「反映させる会」のアンケートには、5氏から返信がありました。詳細はこちらをご覧ください。

http://jumintohyo.wordpress.com/2014/01/25/1-46/

・また、小平の「どんぐりの会有志」が「投票へ行こう」キャンペーンを行っています。住民投票は投票率が50%に達せず否決されました。

HPには、「大事な決定にたくさんの人に参加して、自分の考えを表明してほしいと願い、じっとしていられなくなって始めました」とあります。

http://dongurinokai.net/vote/

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◆ 楢葉町の住民投票条例案が再び議会で否決されました
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1月29日、福島県楢葉町の臨時議会で中間貯蔵施設建設の賛否を問う住民投票条例案の採決が行われ、議員提案された昨年同様、反対多数で否決されました。

今回は有権者の約3分の1にあたる2151人分の署名を集めて直接請求が実施されました。しかし松本幸英町長は「楢葉町のみの問題として住民投票に付するのは適当でない」とする意見書を付けて議会に提案。議会では、議長を除く町議10人のうち6人が反対、4人が賛成という採決結果となりました。

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◆ 2月実施を目指し進めていた公開討論会は見送りに
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2月の開催を目指して準備を進めていた「原発」に関する公開討論会は、登壇者のスケジュール調整が困難になったこともあり、見送ることとしました。

これからも討論会や対話の会の実現に向けて、企画を続けていきます。

都知事候補者に原発都民投票についての公開質問状回答

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みんなで決めよう「原発」国民投票は、東京都知事選挙の立候補予定者に「『原発』都民投票(条例制定)の知事提案についての公開質問状」を送付しています。

質問項目は、(1)「原発」都民投票の首長提案、(2)原発・エネルギー政策への都民参加施策(住民投票以外)、(3)常設型住民投票制度の導入の3点です。

これまでに田母神俊雄氏、細川護熙氏、中松義郎氏、宇都宮健児氏、舛添要一氏(以上、1月22日まで)、家入一真、鈴木達夫、マック赤坂、中川智晴(以上、1月23日)に送付済です。返信があったものから、順次当ホームページやTwitterなどで紹介していきます。

送付した公開質問状(PDFファイル)

候補者名(敬称略) 返信(PDFファイル) 備考
舛添要一 舛添要一返信 回答できないという返信
マック赤坂 マック赤坂回答
鈴木達夫 鈴木達夫回答
細川護熙 細川護熙回答 逐次回答はなし
宇都宮健児 宇都宮健児回答

改めて「原発」都民投票と「原発」国民投票を求めます

原発が争点になっていることを歓迎します

市民グループ・みんなで決めよう「原発」国民投票は、2014年2月9日に投開票が行われる東京都知事選挙において、原発の是非が主要な争点の一つとなっていることを歓迎します。

東京都は原発エネルギーの大消費地であり、東電の大株主でもあります。また、事故が起きれば都民も大きな影響を受けることが、福島第一原発の経験から明らかです。私たちは、今回の都知事選挙を通じて、多くの都民が原発について学び、考え、話し合い、そして貴重な一票を投じることを呼びかけます。

新しい知事には「原発」都民投票の首長提案を求めます

ただし、あるひとつの課題について民意を正しく測るためには、選挙よりも住民投票のほうが優れていることを、私たちは主張します。

都政の課題は多岐にわたり、今回の選挙でも原発を争点にする候補とそうではない候補がいます。投票の際にどの課題を重視するかは有権者に任されます。また選挙には、候補者の人間性・経歴・哲学などを考慮し「ひと」を選ぶという側面もあります。これらの理由から、選挙の結果が出ても、それでひとつの課題について民意が示されたのかどうか、見解が分かれることが往々にあります。それに対して住民投票では、ひとつの課題について有権者自身の意思を投票するため、結果が示す民意は明白です。
 
私たちは改めて、「原発」都民投票の実施を強く求めます。新しく選ばれる都知事は、32万筆の有効署名とともに直接請求が実施された重みを理解し、「原発」都民投票条例案を首長提案することを望みます。(当会はこれについて都知事選候補者に公開質問状を送付しています。)

都民投票の実施によって、原発についての都民の意思は明白に示されます。また、都民投票の投票用紙を手にすることで、東京都民ひとりひとりが「原発をどうするのか」、いま以上に考える機会と当事者意識を持つことになり、議論が深まると考えます。

国家としての方針は「原発」国民投票で国民の意思を問うべきです

今回の都知事選について、「東京の人間だけで原発の是非を決めていいわけではない」という主張があります。もっともな主張です。私たちの会では、立地自治体における「原発」住民投票に賛同し、応援しています。地域には地域の事情があり、それぞれの地域で住民投票が行われることに高い意義があります。

そして、日本が国家として原発を続けるのかどうかについても、国レベルの住民投票、つまり国民投票が行われるべきです。国民投票では、立地自治体の民意、大消費地の民意、その他の地域の民意を合わせた、日本国民の総意がはっきりと示されます。

原発の問題は、国民みんなの問題です。官僚や政府、国会議員、電力会社だけで決めて良いものではありません。利害関係を持つ「誰か」に任せていたら、その「誰か」の視点や意見だけが反映されてしまいます。

いまこそ「誰か」に任せる「お任せ民主主義」から卒業し、大事なことはみんなで決めようではありませんか。「原発」国民投票の実施をいま、私たちは強く求めます。

賛同人、署名者のみなさんへの御案内(2013-12A)

10月20日に天野祐吉さん、11月25日に辻井喬(堤清二)さん
と、当会の活動を強力にバックアップしてくれたお二人が
相次いで亡くなられました。

国会では、指摘された数々の問題点について明確な答え
が出されないまま、特定秘密保護法が拙速に採択されました。
その喧噪の一方、新しいエネルギー基本計画によって、
原発政策の転換が図られようとしています。

『「主権者」は誰か』これは、やはり当会の賛同人だった
故・日隅一雄氏の著書(岩波ブックレット)のタイトルですが、
今ほどこの問いかけが必要とされているときは無いの
ではないでしょうか。

情報公開や熟議を蔑ろにし、主権者を置き去りにする
ような政治から脱却し、国民が本当の主権者になる社会を
求めていかなければいけません。

故人の歩みに恥じぬよう、私たちも一歩一歩、
前に進んでいきましょう。

「原発」国民投票・事務局から、以下7点、お知らせいたします。

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□ 訃報 辻井喬(堤清二)さん
□ リレーメッセージ「第16回 是枝裕和 (映画監督)」
□ 改めて「原発」国民投票を求める/
 エネルギー基本計画のパブコメに参加しよう!
□ Webチームと読み物編集部のボランティア募集
□ 東京で賛同人会、静岡で説明会を開催しました。
□ 公開討論会を企画中
□ 各地の住民投票の動きについて

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◆訃報 辻井喬(堤清二)さん
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11月25日、辻井喬(堤清二)さんが亡くなられました。 当会結成時の「呼びかけ人」であり、その後「賛同人」として当会のインタビューにも応えていただきました。 

・リレーメッセージ「第7回 辻井喬 (詩人・作家)」
http://gkokumintohyo.com/archives/5749

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

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◆リレーメッセージ「第16回 是枝裕和 (映画監督)」
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「読み物編集部」による賛同人リレーメッセージ。今回は、映画監督の是枝裕和氏に手書きのメッセージを寄せていただきました。監督の気持ちが伝わってくる文章です。ぜひ読んでみてください。

http://gkokumintohyo.com/archives/7734

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◆改めて「原発」国民投票を求める/エネルギー基本計画
のパブコメに参加しよう!
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政府は、来年の1月にもエネルギー基本計画を閣議決定して、「2030年代に原発ゼロ」という原発政策を転換しようとしています。私たちが従来主張しているように、国民投票がまず先に行われるべきです。

来年の1月4日まで、パブリックコメントが募集されています。その中で、「原発政策はどうあるべきか?」、思うところを記述すると共に、「原発」国民投票の実施を政府に訴えましょう。

詳細はこちら → http://gkokumintohyo.com/archives/7831

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◆Webチームと読み物編集部のボランティア募集
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「Webチーム」と「読み物編集部」のボランティア・メンバーを募集します。現在、両チームとも運営は火の車です。

一人一人の小さな力が積み重なってはじめて、会の活動を継続し、広めていくことができます。少しだけでも手伝えそう、という方は、気軽に連絡してみてもらえると助かります。

詳細はこちら → http://gkokumintohyo.com/archives/7818

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◆東京で賛同人会、静岡で説明会を開催しました。
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直接請求を経験した人たちと一緒に活動ができることはは大変心強いです。これから、住民投票と国民投票の運動を、共に盛り上げていきます。

・11月17日、東京で第一回目となる賛同人会を開催
http://gkokumintohyo.com/archives/7675

・11月23日、静岡県で「原発」国民投票の説明会を開催
http://gkokumintohyo.com/archives/7705

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◆公開討論会を企画中
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現在、第三回目となる原発の是非についての公開討論会を準備しています。都内で2月中に実施することを目指しています。

登壇者は充実した顔ぶれとなる予定です。日程を含め詳細は後日発表しますので、ぜひご期待ください。

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◆各地の住民投票の動きについて
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・12月4日、福島県楢葉町で、中間貯蔵施設の建設の是非を問う住民投票を求め、2237名分の署名が町選挙管理委員会に提出されました。有権者の3分の1を超える署名に議会がどう応えるか、注目されます。

楢葉の有志2237人の署名提出 中間貯蔵施設の是非で住民投票条例制定へ(福島民報)
https://www.minpo.jp/news/detail/2013120512578

・12月8日には、埼玉県北本市で、新駅建設の賛否を問う住民投票が告示されました。投票日は12月15日です。以下は日経BPケンプラッツに掲載された詳細なレポートです。

51億円・新駅建設の賛否を市民に問う、15日投票
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20131210/644009/

・12月11日、住民投票の条例案が、京都府亀岡市議会の委員会採決で、反対5、賛成2で否決されました。本会議での採択は13日です。

住民投票条例案を否決 スタジアム建設で亀岡市会委(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20131212000046

改めて「原発」国民投票を求める/エネルギー基本計画のパブコメに参加しよう!

******* パブコメの募集は終了しました *******

来年1月にエネルギー基本計画が決定される

「原発の稼働のような重大な問題は、十分な情報公開と国民的議論を経て国民投票で決定されるべき」。私たちは一貫して、このことを訴えてきました。

しかし日本政府は今、原発や日本のエネルギー利用に関するもっとも重要な計画である「エネルギー基本計画」を、少数の専門家による提案と内閣による審議、およびたった一ヶ月弱のパブリックコメントの募集を経て、来年1月にも閣議決定しようとしています。

原発政策が大きく転換される予定

新しいエネルギー基本計画は、12月13日(金)に開催された「総合資源エネルギー調査会基本政策分科会(第13回会合)」でまとめられた「エネルギー基本計画に対する意見」を踏まえて、決定されることになっています。

この意見は、原子力を「基盤となる重要なベース電源」と位置付けています。また、依存度についても「可能な限り低減させる」とする一方、「我が国のエネルギー制約を考慮し、安定供給、コスト低減、温暖化対策、安全確保のために必要な技術・人材の維持の観点から、必要とされる規模を十分に見極めて、その規模を確保する」としており、民主党政権時代に決定された「2030年代に原発ゼロ」という方針を覆す内容になっています。

原子力の「位置づけ」と「政策の方向性」は意見の17、18ページ目に、以下のように記されています。

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意見の全文および素案の骨子のPDFは、下記からダウンロードできます。

本来は「原発」国民投票の結果を踏まえて、決定されるべき

エネルギー基本計画は本来、「原発」国民投票を実施し、その結果を踏まえ、国民の意見を最大限に反映させるかたちで作成されるべきものです。

資源エネルギー庁の官僚による作文を、少数の専門家が追認し、内閣がそれを閣議決定する…このようなプロセスによって決定されていいものではありません。

福島第一原発のメルトダウンを経験した日本では、原発およびエネルギー問題については、最大限に丁寧かつ民主的なプロセスを取ることにより、国民的合意の形成を図ることが強く求められます。

私たちは改めて、「原発」国民投票の実施を、日本政府および各政党に対して要求します。

パブコメ応募に参加しよう!

閣議による正式決定に先立ち、資源エネルギー庁はパブリックコメントを募集しています。募集期間は12月6日~1月6日で、既に期日まで一か月を切っています。

<みんなで決めよう「原発」国民投票>では、パブリックコメント提出のキャンペーンを展開していきます。政府がパブリックコメントの結果にどれだけ耳を傾けるのか、それは保証できません。しかしそれでも、国民の声をしっかりと届けていきましょう。

パブリックコメントの意見提出は、以下のページのフォームより行うことができます(リンク先のページの一番下、「意見提出フォームへ」ボタンをクリックします)。

みなさんもぜひ、パブリックコメントを提出してください。また、一人でも多くの人がパブリックコメントを提出するよう、TwitterやFacebookでの拡散や、街頭でのアピールを一緒に展開していきましょう。

「原発」国民投票の実施に賛同している皆さん

送る意見の中にぜひ
「本来は『原発』国民投票の結果を踏まえて、決定されるべき」
「国民の意見を反映させるには、『原発』国民投票を実施してほしい」

などの文言を、追加で加えましょう。 第一義的には、これは立法府にロビー活動をするものですが、行政にも、「国民の声がこれだけあるのだ」と、届けていきましょう。

(補足)
パブリックコメントは、「原発」国民投票と比べると、国民の声を反映させるための方法としては不十分なところがあります。全ての有権者に投票用紙が郵送され広報が行われ、投票が促される国民投票とは異なり、パブリックコメントでは通常、一部の人の意見しか代表することができないからです。特に原発政策というような重要課題については、パブリックコメントではなく国民投票が採用されるべきです。

私たちは、重要課題についてのパブリックコメントのその不十分さを認識しつつも、一方民意を諮る方法としてのその意義も評価しています。

選挙は政治家に白紙委任を与えるものではありません。数年に一度しか行われない選挙とは独立して、大きなコストをかけることもなく、特定の政治課題についてシングル・イシューで国民の意見を収集できるパブリックコメントには、相当の意義が認められます。

そのため私たちは、今回のパブリックコメント募集に多くの声が寄せられ、その内容が政府の決定に一定の影響を与えていくことを望んでいます。