結成総会アピール

結成総会アピール

 3月11日の東日本大震災によって、福島第一原子力発電所で大規模な事故が起きました。いまだに収束の見通しは立たず、安全性への懸念から原発の運転停止や廃止を求める声は強くなっています。一方で、生活や経済への影響を考慮し、引き続き原発の運転・稼働を容認する声も根強くあります。
 原発を今後どうするか。国民の関心は、かつてなく高まっています。
 原発のあり方は、私たちの将来の生き方にかかわってくる重大な問題です。もはや他人任せにはできません。主権者一人ひとりがしっかり学び、議論し、考える。自らの意思で道を選び、決めた責任は自分たちが取る。そのためには、国民投票にかけるのが最もふさわしいと、私たちは本日、市民グループ「みんなで決めよう『原発』国民投票」を結成しました。
 原発への賛否の立場を超えて、必要な法律案の提案や世論の喚起などに取り組んでいきます。震災から1年となる2012年3月の国民投票実施を目標に、知恵を絞り、汗をかいていく決意です。
 国民投票は、決して間接民主制を否定するものではありません。民意を正確に汲み取り、選挙で示された意思と相まって、民主主義をより完全なものにしていくための手段です。国会議員の皆さんには、そうした国民投票の本質と私たちの思いを理解いただき、「原発」国民投票を実現するために尽力していただくよう、強く望みます。

2011年6月25日
みんなで決めよう「原発」国民投票
結成総会 参加者一同

2011年6月26日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:資料

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