顧問プロフィール

顧問 宮台真司 プロフィール

 社会学者として、首都大学東京教授を務めるほか、映画批評などでも活躍中。東京大学大学院博士課程修了。社会学博士。権力論、国家論、宗教論、性愛論、犯罪論、教育論、外交論、文化論など多岐にわたる分野で、20冊の単著、共著を含めると100冊を超える著書がある。最近の著作として、『宮台教授の就活原論』(太田出版)、『日本の難点』(幻冬舎新書)、『14歳からの社会学』(世界文化社)、『原発社会からの離脱―自然エネルギーと共同体自治に向けて』(飯田哲也と共著、講談社現代新書)などがある。
 2011年12月に署名がスタートし、34万6千筆余を集めて東京都に提出された「原発」都民投票条例の制定を求める直接請求では、請求代表者として活動に参加。ワークショップや公開討論会、街頭署名演説などに取り組み、その意義や価値を広く訴えるなど、積極的に関わる。
〈任せて文句を言う社会〉〈空気に縛られる社会〉から〈引き受けて考える社会〉への転換を提唱。〈参加〉による「フィクションの繭破り」と、〈包摂〉による「共同体の再生」を本質とする住民投票に注目し、社会的実践に取り組んでいる。


顧問 杉田敦 プロフィール

 政治学者。東京大学法学部卒業。新潟大学助教授等を経て、法政大学法学部政治学科教授。著書は、『権力の系譜学』(岩波書店)、『デモクラシーの論じ方』(ちくま新書)、『境界線の政治学』(岩波書店)、『政治への想像力』(岩波書店)、『3.11の政治学―震災・原発事故のあぶり出したもの』(かわさき市民アカデミー)他多数。近著『政治的思考』(岩波新書)では、議員を選ぶ選挙だけでなく、直接投票をはじめ、民意を示すさまざまな回路の必要性を指摘している。『世界』『論座』、朝日新聞「論壇」など、現代時評の分野でも活躍。市民講座の企画・立案にも関わる。
 みんなで決めよう「原発」国民投票では、2011年7月の公開討論会(飯田哲也、今井一、マエキタミヤコ、宮台真司と)をはじめ、多くの討論会、シンポジウム等に登壇。最初の公開討論会の内容は、岩波ブックレット『原発をどうするか、みんなで決める 国民投票へ向けて』として刊行された。メディア、講演等を通じて、直接投票、原発問題をめぐる民主政治のあり方について、活発な意見の表明、論点の提示を行っている。

2015年12月1日