ボランティア募集(Web & 読み物編集部)

会の活動に参加してくれる、以下のボランティア・スタッフを募集します。

できる範囲で参加をしてもらえれば構いませんので、少しだけでも手伝えそうな方は、
以下のメールアドレスまでご連絡ください。

e-mail :info@gkokumintohyo.com

現在どちらのチームも人手が足りなく、火の車状態です。

一人一人の小さな力が積み重なってはじめて、会の活動を継続し、広めていくことができます。
「原発」国民投票を実現したいという方は、ぜひ活動に参加してください。

(1)Webチーム

ホームページの更新、運営・管理をするWebチームのメンバーを募集します。時間の空いているときに随時作業ができ、簡単なHTMLが理解できる方を求めています。現在フルタイムの仕事を持つ2名で対応しており、ホームページ更新を迅速に行えないときがあります。手伝えるかも、という方は、ぜひご連絡ください。

(2)読み物編集部

「読み物編集部」ではこれまで、賛同人リレーメッセージと題した連載を16回に渡りホームページに掲載し、その一部は書籍『原発、いのち、日本人』 (集英社新書) にも掲載されました。

最新のリレーメッセージとアーカイブ

この度、新たな部員を募集します。企画、著名賛同人との連絡、インタビュー、文字起こし、校正などの一連の編集に関わっていただきます。リレーメッセージに限らず、新たな「読み物」も企画していく予定です。

11/23 静岡で説明会を開催しました

shizuoka11月23日(土)14時から、静岡市葵区のワークショップルームにて【「原発」国民投票のココロ in 静岡】を開催しました。静岡県内で「原発」国民投票の説明会を開催するのは初めてのことでしたが、10人強の参加者があり、活発な議論が交わされました。

皆さんご存知のとおり、静岡県では2012年、【みんなで決めよう「原発」県民投票 静岡】が主体となり、県民投票を求める直接請求が行われました。当会としても立ち上げ時その他、積極的に支援をしています。

今回は、県民投票運動を実践したメンバーを中心に、「原発」国民投票に関心を持つ方々が集まりました。また県民投票には深く関わっていなかった学生も参加し、積極的に発言をしてくれたのは嬉しかったです。愛知県から来られた方も一人、いらっしゃいました。

説明会では、当会の静岡県運営委員の成澤が司会進行を務め、運営委員長の鹿野が「原発」国民投票について、また会の活動について解説を実施。浜岡原発の立地県であり直接請求も経験済みとあって、一家言を持つ者が参集しており、会の方針についてなど突っ込んだ話し合いの場となりました。

以下に、参加者の感想をシェアします。

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「原発国民投票」議論は大切です。一方で県民投票経験した私たち、静岡県議会議員選挙はどうする?の議論も。(M.K.さん)

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多くの日本人は自分の意見を人前で主張せず、不本意ながら他人の決定に従っている。「おかしいことはみんなで声をあげよう」といっても沈黙する多くの国民は周りとの衝突を嫌い、大多数の意見になってはじめて同調する。「和を以て尊し」は言い換えれば個人の主張を封印することと言える。

ワンイシューについて「無記名で」自分の意見を表明できる道具を国民が手にすることは「静かな市民革命」と思う。

これからも細部の詰めで苦労があると思いますが、実現の議論が深まることを期待します。(N.M.さん)

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脱原発社会(国家)の実現を最終目標とした場合、国民投票を目指すことが、最短距離または最適戦略であるかとは、断言できません。(住民投票も同じ)

しかし、最高意志決定機関が存在しないのでは? と言われているこの国の政策に、民意を反映させ、しかもそれを制度化するには原発は絶好のテーマです。

さらに、世論の動向や政治情勢、国際情勢からして、反体制運動的なやり方の成功確率が極限まで低下している現在、(デモや抗議行動の方が性に合っている方々、ごめんなさい) 中立的な国民投票請求と、脱原発産業の育成と節電を求める参画型運動の二つがたいへん有望な運動形態であるということは、確実に言えると思います。(S.N.さん)

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一言で言って『戦略性と柔軟性の欠如』。初期の『中立戦略』に拘りすぎて運動が自縄自縛に陥っていると感じます。国民投票制度の確立と民主主義の成熟は非常に遠い崇高な目的。制定請求運動の盛り上がりこそがその目的達成への近道なのに、『運動の中枢を担う方々』の参加意欲を削ぐ原発に対する『中立戦略』が勢いを削ぐ原因になっていると思います。制定請求運動を盛り上げる為には『脱原発法案』を用意し、『原発の是非』では無く、『脱原発の是非』を問う『脱原発国民投票』にギアチェンジし、『脱原発賛成運動』として立ち位置を鮮明にすべきと改めて強く思いました。(M.K.さん)

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「原発国民投票」について初めて話を聴いた。国民投票は先例がないから、ハードルは相当高いと思う。地方議会について思うのは、代議制であることを盾に住民投票やパブリックコメントを受け入れることに議員の抵抗が強いことだ。住民の側も、政治的主張をためらう人は多い。国のレベルでもおそらく同様ではないか。が、住民投票という経験を通して、一般市民が多くを学び、政治意識を高めることができるとも聞く。

原発震災から2年たっても、国は原発ゼロを言えず、新しいエネルギー政策を示すこともできないでいる。だから国をけん制し原発に対する国民の意識を繋ぎとめておくためにも、「原発国民投票」呼びかけの運動は意味があると思う。(O.M.さん)

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原子力開発方針の意思決定は方法に拘っている場合ではないが、国民投票の手続を制定することは責任政党を国民が監視するために役立つと思った。(U.K.さん)

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お任せ民主主義にサヨナラを。
市民運動には様々な形態がありますが、これまでの伝統的な反対運動には限界があると感じています。みんなで決めよう「原発」国民投票は幅広い市民のパワーが広がって行くためのプラットフォームになると思います。(N .S.さん)

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これからも議論を続けながら、静岡の「原発」国民投票運動を盛り上げていきます。
静岡の皆様、よろしくお願いいたします。

賛同人、署名者のみなさんへの御案内(2013-11A)

*11月7日に配信したメールの内容になります。

秋が深まってきて、街ゆく人々もコートをまとうようになってきました。寒さがまし、これからは、街頭で署名を集めるには手がかじかむ季節です。

現在、島根県で脱原発条例の制定を巡り、福島県楢葉町で中間貯蔵施設の設置の是非を問う住民投票を巡り、それぞれ直接請求実施のための署名集めが繰り広げられています。

また、山口県と愛媛県では、「原発」県民投票の実現を模索する動きが始まっています。

自治体の原発政策に住民の声を反映させたい– どの動きにも、この気持ちが強く現れていると思います。

私たちが現在享受している「民主主義」は、私たちが望んでいる「民主主義」と本当に同じなのでしょうか?もし希望が現実と異なるなら、希望の実現に向けて、歩みを進めましょう。

みんなで決めよう「原発」国民投票の事務局から、以下4点をお知らせ致します。

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□ 山口/愛媛の住民投票の動き:11月8日(金)のシンポジウム
□ 各地の住民投票・直接請求の動きをご紹介します。
□ 特定秘密保護法案についての見解(運営委員長)
□ 東京で賛同人会、静岡で説明会など開催します
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◆山口/愛媛の住民投票の動き:11月8日(金)のシンポジウム
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原発住民投票の実施を視野に入れ、山口県と愛媛県で勉強会などが行われています。当会からもスタッフが現地に赴き、情報交換などをしました。

10月21日には以下の声明をHPに掲載しています。ぜひご一読ください。

「山口県・愛媛県で進行中の『原発』住民投票の動きに期待し、賛同します」
 → http://gkokumintohyo.com/archives/7621

また11月8日(金)には、山口県周南市でシンポジウムが開催されます。宮台真司、今井 一、田中 優、飯田哲也その他、豪華メンバーが集います。

・みんなで決めよう!上関・伊方原発 YES / NO ~「環瀬戸内」原発住民投票に向けて~

主催は「環瀬戸内」原発住民投票準備会(仮称)です。このイベントには、当会も「賛同」しています。

詳細はこちら → http://gkokumintohyo.com/archives/7643

直前のご案内になりますが、ご都合のつく方はぜひご参集ください。

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◆各地の住民投票・直接請求の動きをご紹介します。
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1.東京都小平市:最新の状況

投票用紙の情報公開(非公開決定処分の取り消しと公開の義務付け)を求める裁判が10月21日に開始されました。

「反映させる会」のHP( http://jumintohyo.wordpress.com )より、印象的な言葉を紹介いたします。
私たちの会は、これからも「反映させる会」の賛同団体として、応援していきます。

”5/26の住民投票以後も少しずつ活動を続けています。最大公約数的に市民に賛同してもらえる運動を継続出来れば良いですが、それはとても難しいこと。しかし、活動を継続していれば、また何か大きなチャンスが来るような気もしています。これからも無理をせず、過激になりすぎず、反映させる会として、やれる事をしっかり継続して行きたいと思います。”

2.島根県:脱原発条例制定へ向けて直接請求の署名集めを実施中 

島根県に「エネルギー自立地域推進基本条例」を制定することを目指し、「島根原発・エネルギー問題県民連絡会」(代表世話人・北川泉島根大名誉教授)が、10月21日に直接請求の署名集めを開始しました。署名期間は2か月間、12月21日までです。

会のホームページが立ち上げられています。
→ http://midori-eneren.com

3.福島県:「中間貯蔵で住民投票を」 楢葉町民有志が署名活動

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131102-00010014-minyu-l07
(福島民友新聞、11月2日配信)

“中間貯蔵施設(保管庫)の設置の是非を問う住民投票を楢葉町で実現させようと、同町民有志が1日までに「住民投票を実現させる会」を発足、町に条例案提出を求める直接請求の署名活動を開始”

4.京都府亀岡市:法廷署名の2倍以上が有効署名に

スタジアム建設:住民投票求める署名、3073人分有効
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20131026ddlk26040564000c.html
(毎日新聞、10月26日配信)

”亀岡市選挙管理委員会は24日、市内で府が計画しているスタジアム建設の是非を問う住民投票条例の制定を求め「亀岡未来つくり隊」が提出した署名について、3073人分が有効と発表した。31日まで、選管事務局(市庁舎6階)で縦覧され、有効署名数が確定する。条例制定の本請求に必要な署名は1485人分”

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◆特定秘密保護法案についての見解(運営委員長)
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10月25日、特定秘密保護法案が国会に提出されました。これに関して、当会の運営委員長の見解をHPに掲載しました。

「秘密保護法案は廃案とし、出直すべき」
http://gkokumintohyo.com/archives/7628

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◆東京で賛同人会、静岡で説明会など開催します
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「原発」国民投票の各地のイベントを紹介します。

・みんなで決めよう「原発」国民投票 東京の集い
11月17日(日)14時半~17時
会場:みんなで決めよう「原発」国民投票 東京事務所

・「原発」国民投票のココロ in 静岡
11月23日(土)14時~16時
会場:ワークショップルーム(静岡市葵区)

・海渡雄一弁護士講演会~秘密保護法について
11月17日(日)18時45分~
会場:浦和コミュニティセンター(埼玉県)

詳細はこちらをご覧ください
→ http://gkokumintohyo.com/schedule

11/8 シンポジウム「環瀬戸内」原発住民投票に向けて

2013年11月8日(金)、”みんなで決めよう!上関・伊方原発 YES / NO
~「環瀬戸内」原発住民投票に向けて~
”と題したシンポジウムが
山口県周南市で開催されます。

主催は「環瀬戸内」原発住民投票準備会(仮称)です。
このイベントには、当会も「賛同」しております。ぜひご参集ください。

1108「環瀬戸内」原発住民投票イベントチラシ(PDF)

以下に、チラシからシンポジウムの内容を転載します。


 311福島原発事故以降、未だに原発事故収束の見通しも立たず、16万人もの避難者の帰還の
メドもつかないなか、国民の大多数は脱原発を望んでいます。その声は、収拾のつかない汚染
水問題や小泉前首相からの問題提起などでますます大きくなってきています。
 他方、昨年12月の政権交代後、政治は原発推進へと脱原発政策を反転させようとしており、
脱原発を望む民意と政治とのズレがますます大きくなろうとしています。
 そうした中、国のエネルギー基本計画の検討が進み、最初の再稼動が心配される伊方原発
と、国の新増設方針の焦点となる上関原発は、いずれも閉鎖海域でありながら自然豊かな瀬戸
内海に立地する原発であり、上関は安倍首相のお膝元でもあることから、今、焦点が当たりつ
つあります。
 これら2つの「環瀬戸内」原発に焦点を当てて、脱原発・エネルギー政策など国策の行方や
再稼動・新増設の是非を住民が自ら決める「県民投票」の可能性を含めて、これからの地方自
治や民主主義のあり方を議論いたします。

■開催概要
 日時:2013年11月8日(金)13時半開場 14時~17時
 場所:周南市民館 小ホール
 (周南市岐山通り1 . 4 電話0834-22-8650)
 主催:「環瀬戸内」原発住民投票準備会(仮称)
 入場料:500円
 賛同:みんなで決めよう「原発」国民投票
 連絡先:安藤公門(「環瀬戸内」原発住民投票準備会(仮称))
     080-6331-0960 ando-maipenrai★nifty.com
                  ★を@(半角)に変更してください。
■登壇者(敬称略)
宮台真司
今井 一
田中 優

小出裕章(メッセージ参加)

安藤公門・ 飯田哲也 「環瀬戸内」原発住民投票準備会(仮称)
上園昌武さん(島根大学教授、島根県民投票運動を代表して)
衣山弘人(広島・南相馬からの避難者)・ 吉田益子さん(徳島・吉野川可動堰運動)
草地大作(上関原発を建てさせない山口県民大集会実行委員会事務局長)
小松正幸・ 有友正本(「環瀬戸内」原発住民投票準備会(仮称) 愛媛側代表)
大分県(未定)、香川県(未定)、兵庫県(未定)

プログラム(敬称略)

■主催者挨拶:
 ・小松正幸(「環瀬戸内」原発住民投票準備会(仮称) 愛媛側代表)

■ミニ講演:(各15分)
 ・宮台真司「いまなぜ瀬戸内原発住民投票か?」(仮題)
 ・今井一「市民の良識が示される国内外の国民投票・住民投票」(仮題)
 ・田中優「市民が選ぶ未来のエネルギー」(仮題)

■「環瀬戸内」原発住民投票 応援パネル討論
 ・有友正本(「環瀬戸内」原発住民投票準備会(仮称) 愛媛)
 ・今井一([国民投票/住民投票]情報室 事務局長)
 ・上園昌武(島根大学教授、島根県民投票運動を代表して)
 ・衣山弘人(広島・南相馬からの避難者)
 ・草地大作(上関原発を建てさせない山口県民大集会実行委員会事務局長)
 ・田中優(岡山代表として)
 ・宮台真司(首都大学東京教授、みんなで決めよう「原発」国民投票代表)
 ・吉田益子(徳島・吉野川可動堰運動)
 コーディネータ:飯田哲也(「環瀬戸内」原発住民投票準備会(仮称))

■小出裕章さん応援メッセージの紹介
■主催者挨拶:安藤公門 「環瀬戸内」原発住民投票準備会(仮称) 山口側代表

※終了後、パネリスト全員で記者会見を予定しております。

秘密保護法案は廃案とし、出直すべき(当会運営委員長)

10月25日、特定秘密保護法案が国会に提出されました。これに関して、当会の運営委員長の文章を、ここに紹介いたします。


国民の判断力

私は「原発」国民投票の実施を強く訴えていますが、これは、「適切な情報の提供が成されれば、そして自らの意思決定が結果に影響を与えることが分かり関心を持てば、国民は総体として、おおむね適切な判断を下す」という政治的な信念に基づいています。

「おおむね」としているのは、国民が「必ず」正しい判断を下すとは限らないからです。ただし、これは政治家や官僚、学者などの専門家でも同じことです。3.11前、日本政府は原発依存を大幅に増やす計画を立てていましたが、これに妥当性がないことは現在では多くの人々が認めるところでしょう。

原発の是非について価値判断をするにあたっては、選挙の支持母体や管轄領域、研究母体などのバイアスを持たない分、国民一人一人は政治家や官僚、学者よりも、より総合的に考え、適切な判断を下す潜在性が高いと考えます。

この一般の人々、国民の「適切な判断」の前提条件として、「適切な情報の提供」があります。「原発」国民投票を実施するにあたっては、価値判断を下す材料として、政府や電力会社、政治家や学者などから、安全性やコストなどについて、様々な情報や見解が提供される必要があります。

特定秘密保護法案の問題点

10月25日、政府は特定秘密保護法案を国会に提出しました。安全保障についての情報を米国と共有するためにこの法案が求められていることは分かります。しかし、この法案には以下のような重要な欠陥があると考えます。

  • 特定秘密の対象分野は「防衛」「外交」「特定有害活動の防止」「テロの防止」の4つとなっているが、それぞれの該当事項の定義があいまいで、政府・官僚によって、恣意的に拡大解釈される恐れがある
  • 特定秘密の指定を大臣などの行政の長が行うが、その指定の判断の是非について、チェック機能が事前、事後ともに全く働かない
  • 原則5年以内に秘密指定の解除か更新が必要だが、何度でも更新可能で、内閣の承認さえあれば30年を超えて永久に秘密にすることも可能
  • 「報道・取材の自由」への配慮が明記されたが、「法令違反」だけでなく、「著しく不当な方法」による情報取得も「正当な業務」外と見なされ、報道の自由への制約が懸念される

総じて、政府の恣意的な運用を防止し、チェックする仕組みが存在しておらず、その点が懸念される内容となっています。原発についての情報も、たとえば「テロの防止」に関連すると判断され特定秘密に指定された場合、国民がその指定の事実を知る術はなく、政府によって永遠に秘密にされることさえ可能となっています。また、その是非を裁判所や第三者機関がチェックすることもできません。

また法案の内容だけでなく、プロセスの観点からも、パブリックコメントの結果が完全に無視されているのは問題です。77%が反対意見を付したのですから、そのことについて一定の考慮・配慮がなされなければならないでしょう。

国民を信頼し、新しい民主主義のページを

3.11の未曾有の大災害を経験した私たち日本人は、これから未来に向けて、新しい時代を築いていかなければなりません。「原発」国民投票もその礎の一つになると信じるところですが、これには、新しい民主主義のページを開くことが肝要です。

いま日本政府に、そして日本の国会議員に求められているのは、新しい民主主義のページを開くために、国民を統治の対象として考えるだけではなく、主権者としての国民をもっと信頼することです。そしてこれまで以上に情報を提供して、選挙権だけでなく、政治的な決定権をさらに与えていくことです。

特定秘密保護法案は廃案とし、出直すべき

様々な欠陥を持つ特定秘密保護法案は、今国会で廃案とされるべきです。そして、「国民を信頼し、情報を公開する」という基本原則に基づいて、情報の公開および情報の秘匿について、総合的にゼロから考え直す必要があると考えます。政府の恣意性への考慮が全く欠けている今回の法案からは、「政府への揺るぎない信頼」は伝わってきますが、一方「国民への信頼」は全く感じられません。

いや、もう一つ条件を付けましょう。秘密保護について考える前に、メルトダウンの事実がなぜ隠されたのか、SPEEDIの情報がなぜ適切に活用されなかったのか、私たちは、そして政府や国会は、真剣に反省し、検証する必要があるでしょう。情報提供について「落第」した政府が、補講・追試も受けないで、情報秘匿を強化しようとは、噴飯ものではないでしょうか。

2013年10月27日
みんなで決めよう「原発」国民投票
運営委員長・鹿野隆行

山口県・愛媛県で進行中の「原発」住民投票の動きに期待し、賛同します

9月上旬より10月にかけて山口県で上関原発の建設の是非、愛媛県で伊方原発の再稼働の是非をめぐる「原発」住民投票の勉強会が積み重ねられています。

私たちの会からも運営委員長らが現地に赴き、意見交換を行いました。岡山・徳島なども巻き込んだ瀬戸内「原発」住民投票(仮称)構想なども話し合われています。

私たちはこの動きに期待し、賛同します。

原発建設や再稼働の際には一方的に国や県知事が判断するのではなく、住民一人一人が互いに熟議を行い、判断していくべきです。そのために住民投票という手法を使おうとする運動は、私たち「みんなで決めよう『原発』国民投票」の理念と一致します。

私たちは現地の方々の想いを大切にして進行中のこの動きを見守りつつ、積極的に交流し私たちの会の経験を共有していきます。

共同代表のプロフィールを掲載

賛同人、署名者のみなさんへの御案内(2013-9B)‏

このメールは【みんなで決めよう「原発」国民投票】事務局から、会員・賛同人・署名者のみなさんに送信しています。

今年は台風の水害や竜巻など、大きな自然災害が続いています。みなさまの地域では、お変わりありませんでしょうか?さわやかな実りの秋を過ごされますよう、お祈り申し上げます。

ニュースによりますと、台湾での原発国民投票が不透明になってきているようです。今後の動きに注目です。スコットランドでは、独立の是非を問う住民投票まであと1年となりました。

京都府亀岡市では、”球技スタジアム建設に関する住民投票”の法廷署名が8月30日〜9月30日の期間で行われています。東京都小平市では、住民投票の開票を求める請願が否決されました。詳細はこちら「小平都市計画道路に住民の意思を反映させる会」 http://jumintohyo.wordpress.com/

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みんなで決めよう「原発」国民投票の事務局から、
以下5点お知らせを致します。

□ 9/7 (土) 総会&住民投票シンポジウムのご報告
□ 9/25(水) 東京の新事務所で 説明会&座談会スタート
□ 9/23(月・祝) 埼玉浦和で 田中優さん 講演DVD上映会
□ ひきつづき、会員募集しています
□ ライブドアメールをご利用の方へ
□ 委員会で小平住民投票の開票を求める請願が否決
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◆ 9/7 (土)総会&住民投票シンポジウムのご報告
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さる9/7(土)、東京にて総会とシンポジウムを行いました。総会では、規約案・活動方針案・人事案などが議題にあがり、さまざまなご意見もいただき、2時間の予定があっという間でした。議事録は、議決権をもつ会員の方に、10月初旬ごろ送付させていただく予定です。

議事録は公式サイトでも閲覧できるようにします。(10月予定)賛同人の方も、ぜひ今後とも、ご意見をお寄せくださいませ。

シンポジウムは、おかげさまで、充実した会になりました。中継動画を見ることができます。
ぜひ、ご覧くださいませ。
http://gkokumintohyo.com/archives/7519

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◆ 9/25(水) 東京の新事務所で 説明会&座談会
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東京都文京区の新事務所で、当会の説明会&座談会を、積極的に行う方向でいます。最寄駅は有楽町線江戸川橋です。※曜日や時間のリクエスト等ありましたら、ぜひメールにてお寄せください。

9/25(水)19時15分~ ~「原発」国民投票説明会&座談会
「原発」国民投票のココロ
詳細は
http://gkokumintohyo.com/schedule

※賛同人以外の方のご参加もOKです。 ぜひ、友人知人お誘い合わせのうえ、お気軽にご参加くださいませ。

<<フライヤー拡散のお願い>>
賛同人のみなさま(特に都民の方へ)。
こちらの説明会のフライヤーを、配布していただけませんか?
イベント会場等 or ポスティング 等でのPRに
可能な範囲での、ご協力お願い申し上げます。

・フライヤーのpdfです。ダウンロード後
印刷して配布していただけますとうれしいです。
https://gkokumintohyo.com/wp-content/uploads/130925_tokyo_kokoro.pdf

・100部以上は、先着7名様に、郵送で送らせていただきます。
「お名前」「希望部数」「送り先のご住所」「お電話番号」
件名:「925原発国民投票のココロ・フライヤー送付希望」
宛先: info@gkokumintohyo.com
申し込み締め切り:9月22日

あわただしくて恐縮ですが、PRのご協力を是非、よろしくお願い申し上げます。

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◆ 9/23(月・祝) 埼玉浦和で田中優さん 講演DVD上映会
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9月23日(月・祝)さいたま市浦和コミュニティセンターにて「田中優さん 講演DVD上映会」を 埼玉賛同人会主催で行います。ぜひ、お気軽に、ご参加ください。
詳細は
http://gkokumintohyo.com/schedule

※賛同人以外の方のご参加もOKです。ぜひ、友人知人お誘い合わせのうえ、お気軽にご参加くださいませ。

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◆ ひきつづき、会員募集しています
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当会では、通年会員募集をしております。
詳細は
http://gkokumintohyo.com/archives/7171
会員の登録フォーム
http://gkokumintohyo.com/kaiin__apply_form
ご検討のほど、よろしくお願い申し上げます。

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◆ ライブドアメールをご利用の方へご連絡
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livedoor(ライブドア)がメールサービスを終了いたします。http://mail.livedoor.com/close.html
当会からのメールを、livedoor(ライブドア)メールで受信されている方は、新しいメールアドレスを事務局まで、お早目にお届けくださいませ。

「お名前」「旧アドレス」「新アドレス」を
件名:「ライブドアメール変更の件」
宛先: info@gkokumintohyo.com

お手数ですが、よろしくお願い申し上げます。

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◆ 委員会で小平住民投票の開票を求める請願が否決
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9月10日、小平市議会総務委員会で小平住民投票の開票を求める請願についての審議が行なわれました。

以下、「反省させる会」HPより引用します。

”多数決での採決の結果は、不採択となりました。総務委員会委員のうち、委員長を除く6名の賛否は、以下の通りでした。

賛成:平野委員(小平・生活者ネットワーク)

反対:常松委員(社民党)、佐藤委員(日本共産党)、
佐野委員(無所属・会派:政和会(自民党系))、
宮寺委員(無所属・会派:政和会(自民党系))、
幸田委員(公明党)

(※虹とひかりとみんなの党は所属委員なし)。

この結果を受け、市議会では9月26日の本会議で、請願についての採択が行われます。市議会の運営の仕組みから考えますと、残念ながら総務委員会での決定が覆されることはありません。”

全文は、こちらをご覧ください。水口共同代表の請願趣旨説明も記載されています。
http://jumintohyo.wordpress.com/2013/09/10/1-37/

また小平では、お礼とご報告のチラシ配りが行われています。
日程はこちらをご覧ください。
http://jumintohyo.wordpress.com/2013/09/19/

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
会員、賛同人、署名者のみなさん
今後とも、引き続き、積極的な活動への参画を
よろしくお願い申し上げます。